試合内容に“マズイ”と課題も…2ゴールのU-19代表候補FW小川航基「自分が点を取って勝利に導く」
ゲキサカ / 2016年9月26日 22時13分
[9.26 練習試合 U-19日本代表候補 3-2 日本体育大 味フィ西]
U-19日本候補代表のエースストライカーFW小川航基(磐田)が期待通りの得点力で2度ゴールネットを揺らした。だが、試合は3-2の辛勝。試合内容に「マズイ」と口にしたが、この状況から小川はこのチームでやるべきことがはっきりしたようだ。
内山篤監督が小川を「前半の立ち上がりは良かった」と語った通り、前半7分に先制点を挙げる。右サイドの浅い位置でボールを受けたDF藤谷壮(神戸)が、GKとDFの間に鋭いクロスを入れる。これに小川が飛び込み、左足で触ってGKの股下を抜いた。さらに同19分、MF長沼洋一(広島)がMF坂井大将(大分)のスルーパスで抜け出すと、飛び出したGKもかわして中央に折り返し、小川が無人のゴールに流し込んだ。
しかし、その後は相手のペースとなり、自分たちのミスから、前半終了間際の40分と後半17分に失点し、同点に追いつかれてしまった。攻撃のリズムを変えようと小川も中盤に降りてボールを受けるなどしたが、これによりゴール前で顔を出せないこともあり、チームとしても後半はなかなかシュートシーンを作ることができなかった。さらにこれで体力を消耗したのか、小川のキレは徐々に落ちていった。
試合は後半41分に右CKのこぼれ球をDF大南拓磨(磐田)が右足で押し込み、3-2で辛勝。大学生相手に勝利をしたものの課題が多く出た一戦となった。2ゴールと結果を残した小川も自身のプレーに満足はしてない。「ボールが来なかったのは自分のせい。それにまだまだ体が細い。後ろからガッと来られると耐えることができない。今日も負けていた部分もあった」と課題が口を突く。
また今回、招集された選手の中には所属クラブで出場機会を得られていない選手が多くいた。小川もその一人だ。今季、桐光学園高からジュビロ磐田に加入も、公式戦の出場はルヴァン杯2試合と天皇杯1試合にとどまっている。どちらも途中出場で45分以上のプレーはない。
「今回、(試合に)出ている選手で(招集されて)いない選手がたくさんいる。そういった選手が怪我でいないというのは今後も考えられること。そういうときでもチームを引っ張って、いい状態にできるということが大事だと思う。今日はいい環境というか、いつも出ている選手がいない環境でどうできるか楽しみだったが、案の定、悪い時間帯でズルズルいってしまった。それは改善できるところ」
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