[プレミアリーグEAST]負けないチームから勝ち切るチームへ、後期無敗の大宮ユースが清水ユース撃破!
ゲキサカ / 2016年9月27日 23時45分
[9.25 高円宮杯プレミアリーグEAST第14節 大宮ユース 3-2 清水ユース NTT東日本志木総合G]
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEAST第14節の大宮アルディージャユース(埼玉)対清水エスパルスユース(静岡)戦が25日に行われ、ホームの大宮が3-2で勝利した。
ともに首位と6差の勝ち点21。優勝の可能性を残したまま終盤戦を迎えるためには、勝たなければならない戦いだった。その前半は大塚真司監督が「背後取られたり、クロスの対応のところもありましたけれども、それ以外はパーフェクトに近い内容だったと思います」と評したように、大宮が主導権を握る展開。大宮のMF山田陸主将(3年)が「前半の入りはいつも悪かったんですけどそれを意識してやったことが良かった」と語ったのに対し、清水はチームの大黒柱である189cmCB立田悠悟の欠場が当日朝に決定したこともあり、「最初の10分、15分、守備のところがバタバタしてしまった」(清水・平岡宏章監督)。万能型のMF梅村豪(3年)がCBに入って対応したが、守備の柱を欠く不安からか後ろへの意識が傾きすぎた立ち上がりに2失点してしまう。
前半5分、大宮は山田のスルーパスで左中間を抜け出したFW小柏剛(3年)が切り返しでDFをかわして右足シュートを叩き込む。ポゼッションに5戦連発を記録した小柏やFW奥抜侃志(2年)のスピードを活かした動きを加えて攻める大宮は16分、山田のループパスで抜け出したMF長谷川元希(3年)が決定的な右足シュート。これは清水GK水谷駿介(3年)が止めたものの、連続攻撃をする大宮は左クロスが中央の小柏に入り、最後はこぼれ球を回収した長谷川が右足でゴールを破った。
この後も大宮は小柏が積極的にシュートを打ち切っていく。一方の清水はFW平墳迅(2年)がボールを収めて攻撃に繋げるシーンもあったが、それ以上に慌てて攻めたところで簡単にロストしてしまう場面が目立った。清水の攻撃が迫力を欠いていたこともあって試合は大宮が完全にコントロール。大宮はDFラインから山田や長谷川を経由させながら丁寧にボールを動かし続ける。ただし、敵陣でアクションをかける回数が減少。大塚監督も「ネットを揺らす目的というのは常に持ち続けていないといけない。清水エスパルスは本当に素晴らしいチームだし、粘り強いチームなので絶対に2点じゃ折れない、難しいゲームになると思っていた」と振り返っていたが、相手を上回っていた前半に3点目を取れなかったことが、自分たちの首を締めてしまう。
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