流通経済大柏高OB座談会!熱戦で生まれた言葉「小出ごっこ」、ライバル・市船との思い出も[KUSS×ゲキサカ]
ゲキサカ / 2016年9月28日 15時45分
――高校時代で一番印象に残っている試合はありますか?
小林:あれしかないっしょ。
武田:あれだね。泣けたね。
小林:俺たちが3年生のときの選手権の、千葉県予選準決勝での市船戦です。先制されて、点を取ったのが俺のマークしていた選手で。
ジャメ:ちなみにCKのボールをそらしてアシストしたのが俺のマーク(笑)
一同:(笑)
小林:競り負けたボールを、マークから外してしまった俺の目の前で決められるという形で失点して。そこから何度もチャンスがあったんですけど、ゴールライン上で何回もクリアされて。
武田:小出(小出悠太・明治大4年)にね(笑)
ジャメ:それ以来、ゴールライン上でクリアすることを僕らは“小出ごっこ”って呼んでいます(笑)
小林:それから全然追い付けなくて、0-1のまま試合が終わりそうでした。アディショナルタイムが4分くらいあったのですが、3分55秒くらい経ったところで「ああ、終わった」と思ったんです。
そうしたら、ハーフウェーライン辺りでFKをもらえたので、ロングボールを入れて、はね返されたボールをまた拾って。外で繋いで、折り返したのをキャプテンの桜井将司(流通経済大4年)がシュートして。これまたゴールライン上でクリアされたんです。「まじか、もう無理だ」と思ったんですけど、こぼれ球をまた桜井が押し込んで、それがちょうど4分くらい。そこから延長か?
飯島:延長だね。
小林:延長前半が終わって、延長後半の途中からPK戦用のGKを入れたんです。結局はPK戦までもつれ込んだんですけど、そのPK職人のGKがしっかり止めてくれて勝てました(1-1・PK4-2)。
一同:拍手
小林:俺って話ヘタ?(笑)
一同:(笑)
小林:この試合は一度、映像を見てもらいたいね。
秋山:あの試合は濃かったですよね。
小林:めちゃくちゃ濃かった。あれがまさに高校サッカーという感じで。本当にラストワンプレーでしたよ。
武田:必死に伝えるね(笑)
小林:言葉じゃ伝わらないんだよなぁ。あの試合はとにかく忘れられないよね。
――高校サッカーと大学サッカーの違いは何だと思いますか?
秋山:俺? え、なんだろう。
武田:お前は言ったら、先に言うじゃん。
秋山:大地くん言って。
小林:高校サッカーは監督に言われるがままだったんですよ。でも大学はほぼ自主的で学生主体。他の大学はわからないけど、多分そうだよね。
武田:まぁ確かにそうだよね。
飯島:高校は結構やらされていた感じがあったけど、大学は自分というものを出していく。
小林:そこのギャップは大きかったよね。
ジャメ:あとスピード感が全然違くない? 入った時はちょっと疲れるよね。
武田:高校の時に大学のチームと試合したら、大学生弱いな、と思ってなかった?
ジャメ:思った。けどいざ自分がやったらスピード感が早くて、すぐに疲れちゃう。
秋山:フィジカルの重要性だよね。
飯島:1年生と4年生ってまずガタイが全然違くなかった? フィジカル的にも。
小林:あんなに走っているのに全然バテないし、体が強いんだよな。もう体力ないんじゃないの、って思う時間帯でも当たりは強いし、ちゃんとボールも蹴れる。そういう体力はすごいなって。
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