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欧州組15人中11人が週末プレーせず…ハリル「先発じゃないからサヨナラとは言えない」

ゲキサカ / 2016年9月29日 20時52分

「一番下を見てほしい。これが国内組だけで臨んだ東アジア杯の走行距離だ。最も良いチームの試合のときより、10kmほど短いのが東アジア杯だった」。欧州組を含めたフルメンバーで臨んだ試合と、国内組のみで臨んだ東アジア杯。そこにある明確な差を指揮官は強調した。「本来なら先発で出ていない選手は外さなければならない。だが、現状でだれが(彼らに)代わるのか。これは真実だ。日本のフットボールとヨーロッパのフットボールは違い過ぎる。まったく違い過ぎる」。その言葉には自然と力がこもった。

 試合に出ていないとはいえ、彼らへの信頼は揺るがない。「各選手のクオリティーはよく知っている。もちろん、理想としては常に先発で出続けてほしい。試合が一番のトレーニングだからだ。先発で出られなくても、補足トレーニングを積んで、高いレベルの試合に付いていけるようにしておいてほしい」。直接、欧州組の選手とコミュニケーションを取り、コンディションを保つための追加メニューも伝達しているようだ。

「香川真司の競争の状況を想像してみてほしい。ドルトムントは世界で有数のチームだ。だれと競争しているか想像してほしい。シュールレ、ゲッツェというブラジルW杯のファイナルのピッチに立った選手だ。清武も同じで、ナスリと競争しないといけない。ものすごい強豪クラブで、チャンピオンズリーグに出場しているクラブで競争している」

 もちろん、こうした状況が長く続くことは望んでいない。「ずっと先発を取れなかったらかなりの問題で、もっともっと大きな問題になる。3か月、4か月、ずっと出られなかったらまったく違う問題が起こる。それが起きてほしくはない」としたうえで、「本田に関しても、オカ(岡崎)に関しても、香川に関しても、清武に関しても、先発じゃないからサヨナラと言えるのか。7年、8年と日本に多くのものをもたらしてくれた選手を簡単に排除することはできない。メンタル的にチームが壊れてしまう。『試合には出ていないが、信頼しているよ』という私からのメッセージだ。グラウンドで返答を待つ。それが私のやり方だ」と力説した。

(取材・文 西山紘平)
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