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[プレミアリーグEAST]指揮官唸らせた「格好いい」逆転劇!横浜FMユースが首位・青森山田撃破!!

ゲキサカ / 2016年10月2日 6時13分

後半45分、横浜F・マリノスユースはMF山田康太が右足で決勝点

[10.1 高円宮杯プレミアリーグEAST第15節 横浜FMユース 4-3 青森山田高 横浜市三ツ沢公園陸上競技場]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグEASTは1日、第15節1日目の3試合を行い、横浜市三ツ沢公園陸上競技場で開催された4位・横浜F・マリノスユース(神奈川)と首位・青森山田高(青森)との一戦はMF山田康太(2年)の決勝点によって4-3で横浜FMが逆転勝ちした。この勝利によって3位に浮上した横浜FMは青森山田との勝ち点差を3に。昇格即優勝のチャンスを大きくしている。

「コイツら、格好いいなと思います」。横浜FMの松橋力蔵監督は素直に逆転劇を演じきった選手たちを讃えていた。試合前のミーティングで指揮官が口にしたのは「価値観」という言葉。「君のきょうの試合の価値観ってどうなの、と。みんながこの一戦がどういう意味、どういう価値があるのか見つめ直していこうというところからスタートした」(松橋監督)という横浜FMのイレブンの価値観は、この一戦は優勝という目標のために絶対に勝たなければならない試合だということで一致した。逆転され、追いつきながらも突き放される苦しい試合。それでも、残り6分にMF岩城大助(2年)のゴールで追いついた横浜FMはそこで満足することなく、CB板倉洸(3年)やCB坂本寛之(3年)がリスクを負って攻め上がるなど最後まで攻め続けて山田の決勝点に繋げた。松橋監督も「『後半、ビハインドくらいの気持ちで行こうよ』『90分が終わった時に絶対に俺たちが勝っていると信じてやれ』っていうことをやってくれました。本当に格好良かったし、本当に燃えているなという、『燃えている集団』でした」と目を細めていた。

 前半は横浜FMが主導権を握る展開となった。守備の柱・CB小山内慎一郎(2年)が出場停止の青森山田はCB経験の少ない工藤聖人(3年)を抜擢。前半半ばまではポゼッションされながらも穴を開けずに守っていたが、30分に左SB阿部隼人(3年)に決定的なクロスを入れられると、その2分後、前線で身体を張ってボールをキープしたFW渡辺力樹(3年)を潰すことができず。横浜FMはここから左サイドへ展開すると、深くえぐった阿部のクロスを最後はMF薄葉迅人(3年)が右足で押し込んで先制点を挙げた。

 青森山田は左SB三国スティビアエブス(3年)がそのフィジカル能力の高さを活かした突破やMF嵯峨理久(3年)とのコンビネーションで左サイドを破るシーンもあったが、0-1で前半終了。だが、後半開始から怪我明けのFW鳴海彰人(3年)をピッチへ送り出すと開始わずか40秒、PAで鳴海が競り勝ち、最後は右サイドでフリーとなったMF佐々木友(2年)が右足で同点ゴールを決めた。横浜FMはMF吉尾海夏(3年)がクロスバー直撃の左足FKを放つなど勝ち越しを狙ったが、次の1点を奪ったのは相手のGKまでプレッシャーをかけるような迫力十分のプレスとサイド攻撃から流れを掴んでいた青森山田の方。13分にU-19日本代表MF高橋壱晟(3年、ジェフユナイテッド千葉内定)が迎えた決定機は決めきることができなかったものの、直後の14分、鳴海の右クロスをファーサイドのMF郷家友太(2年)が上手く合わせて2-1とした。

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