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[国体少年男子]後半アディショナルタイムにFW西村が劇的V弾!走り、流れ変えた北海道が静岡県撃破!

ゲキサカ / 2016年10月2日 22時53分

決勝点を決めた北海道FW西村。(写真協力 高校サッカー年鑑)

[10.2 国体少年男子1回戦 静岡県 0-1 北海道 遠野運動公園陸上競技場]

 第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」サッカー競技少年男子の部1回戦が2日に行われ、優勝20回の静岡県と95年大会以来の4強、それ以上を狙う北海道との戦いは後半アディショナルタイムにFW西村歩夢(旭川実高1年)が決めた決勝点によって、1-0で北海道が勝った。

 シュート数はともに計12本。特に後半終盤はオープンな打ち合いとなった。その中でより決定機をつくり出していたのは前半のシュート1本から大きくその数を伸ばしていた北海道の方。30分に右SB船戸一輝(札幌U-18、1年)のクロスからMF飯野敬太(旭川実高1年)が放ったヘディングシュートがクロスバーを叩き、32分にはこぼれ球に反応した西村の左足シュートがゴールを脅かす。

 そして迎えた後半アディショナルタイム、北海道は左FKを得ると主将のMF中村友哉(札幌U-18、1年)がMF本間洋平(札幌U-15、中学3年)とのコンビでポイントからわずかにボールをずらして右足クロス。これを「あそこは今回の合宿でずっと練習していた形だった。最後だったので死ぬ気であそこ決めようと思っていたので、思い切り入っていっていいゴールを決めることができました」という西村が頭で押し込んで劇的な決勝点を奪った。
 
 一度バックスタンド方向へ走り出そうとした西村は引き返してベンチの仲間たちの下へ。殊勲の西村は「得点決めた後はみんなで喜ぼうと言っていたのを思い出して(微笑)。そっちに切り替えました。(旭川実のスタッフからは)絶対に勝って結果残して来いと言われていた。コーチからは『選手権もあるんで国体で結果を残して来い』と言われていた。絶対に自分が決めて勝利に貢献しようと思っていた。それを実行できたので良かったと思います」と笑顔で自身が決めた決勝点と、勝利を喜んでいた。

 前半は静岡に主導権を握られる展開だった。主将のMF清水綾馬(静岡学園高1年)やMF佐藤大雅(磐田U-18、1年)を中心にボールを動かす静岡はアタッキングゾーンでは個性派アタッカーたちによる仕掛けの連続。存在感を示したFW水野颯太(常葉学園橘高1年)や齊藤聖七(清水ユース、1年)が次々とドリブルで仕掛けてシュートまで持ち込んでいく。だが、GK前川廉(札幌U-18、1年)の好セーブなどによって耐える時間で失点しなかった北海道は前半の終盤から徐々に自分たちの良さを発揮していく。

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