[国体少年男子]2000人観衆の中で「大阪のサッカーを見せたい」、最後まで攻めた大阪府が地元・岩手県に快勝!
ゲキサカ / 2016年10月3日 6時39分
[10.2 国体少年男子1回戦 岩手県 0-2 大阪府 遠野運動公園多目的運動広場]
2日、第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」サッカー競技少年男子の部1回戦が行われ、開催権の岩手県と08年から6年連続で4強入りしている強豪・大阪府との一戦はCB河井哲太(G大阪ユース、1年)とMF大垣勇樹(興國高2年)のゴールによって大阪府が2-0で勝った。大阪府は3日の2回戦で富山県と戦う。
会場に集った観衆2,000人の大半は地元岩手を応援。河井は「めちゃめちゃやりにくかったです。めっちゃアウェー感あって相手はホームで、イケイケで、飲まれかけてきつかったです」と振り返る。前半16分にMF奥野耕平(G大阪ユース、1年)の右CKから河井の先制ヘッドで会場を沈黙させた大阪はその後もスピードあるパスワークと個々の迫力ある仕掛けなどで岩手を攻め立てた。梶田浩信監督(FC Unione柏原)が「きょう、凄く良かった」と評したMF岩本翔(G大阪ユース、1年)が切り替え速くボールを奪い返せば、チームの中心として存在感を見せ続けた奥野が長短のパスで攻撃をコントロール。特にSB山口和樹(C大阪U-18、1年)とMF足立翼(G大阪ユース、1年)の左サイドから精度高く、テンポの速い攻撃で岩手を押し込んだ大阪はゴール前でのショートコンビネーションも合わせてFW原田烈志(G大阪ユース、1年)やMF國分龍司(G大阪ユース、1年)らがあわやのシュートを連発していく。
だが、5バックで守る岩手はCB澤口眞一(盛岡商高2年)を中心にゴール前で非常に粘り強い守り。前線から、最終ラインまでボールを奪い切れなくても、個々が一歩でも深くボールホルダーとの距離を縮めてプレッシャーをかけることが徹底されていた。そして時間が経過するにつれて完全に“モード“に入っていたGK上田翼(盛岡商高2年)がビッグセーブを連発。2点目を許さない。逆に岩手は後半開始から投入された10番FW立花健斗(遠野高1年)が個で大阪の守りを切り裂き、FW村井勇仁(盛岡商高1年)も身体を張ってボールをキープするなど徐々に押し返していく。16分にはMF太田竜雅(遠野高1年)が右足ミドル。21分にトリッキーなFKからMF大向草太(盛岡一高1年)が打ち込んだシュートはわずかに右ポスト外側へ外れたが、好プレーが出る度に沸く地元観衆に後押しされたチームは1点差のまま後半残り10分を迎えたことによって、終盤は完全に勢いに乗っていた。
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