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名古屋内定・国士舘大FW松本孝平、病院実習など学業も手を抜かず…最終シーズン走り切る

ゲキサカ / 2016年10月4日 13時10分

来季の名古屋加入が内定しているFW松本孝平

[10.2 関東大学リーグ第16節 桐蔭横浜大0-1国士舘大 国士舘大G]

 自ら選んだ道を迷うことなく走り切る。名古屋グランパスへの来季加入が内定している国士舘大のFW松本孝平(4年=藤沢清流高)だが、今季ここまでは14戦4得点。昨季は19戦17得点を挙げ、関東大学リーグ得点王となる活躍でブレイクしたFWだが、今季は不振にあえいでいる。松本の不調とともに、国士舘大は順位を落とし、現在は降格圏の11位につける。

 10月2日に行われた関東大学リーグ第16節の桐蔭横浜大戦、松本は2トップの一角で出場。前線でボールを収めようと身体を張ったが、厳しいマークに苦しんだ。前半12分にはカウンターから裏へ抜け出そうとしたがDF八戸雄太(3年=青森山田高)にカットされ、シュートは打てず。0-0の前半はシュート0本で終えた。

 後半16分にチームは先制。右サイドから上がったMF本間達耶(3年=遠野高)のクロスに合わせ、ニアサイドには松本とFW田場ディエゴ(2年=日大藤沢高)が飛び込んだ。2人がDFを引き連れていき、後方にできたスペースへ飛び込んだMF信末悠汰(2年=清水桜が丘高)が最後はシュートを決めた。

 自らが厳しいマークにあっていたため、“おとり”として役割を果たした松本だが、「そりゃあ、もう(自分がボールを)欲しかったですよ!みんな欲しくて、あそこに入っていますから」とストライカーとしてのプライドをのぞかせた。

 その後は松本が二度の決定機を迎えたが決めることはできず。いずれもFW大石竜平(2年=清水桜が丘高)からの右クロスをフリーで受けたが、シュートはクロスバー上へ大きく外れていった。

「ああいうところを決めないといけないのが、自分が今後なる(プロサッカー選手という)仕事。ああいう質をこだわらないといけない。あそこで1点を決めて、勝つか負けるかというシーンがいずれ出ると思うので、最後に決める力や運を自分で持っていないといけないなと思いました」

 この日の試合に1-0で勝利した国士舘大は、11戦ぶりに最下位を脱出し、残留圏の10位とは勝ち点で並んだ。「勝ったことは嬉しいです」と話した松本だったが、「でも、あの決定的なのを外した悔しさは強いです。あの1点で試合が決まって、あそこで2点目を取っていたら、その後も得点を重ねていたかもしれないし。得失点差にも影響してくるので。あそこで沈められるようにならないと」と唇を噛む。

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