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[国体少年男子]「アクションサッカー」貫徹した広島県が2戦連続0-2から逆転!新潟県を延長戦で破って4強入り!

ゲキサカ / 2016年10月4日 21時21分

延長後半アディショナルタイム。広島県はMF山口(左)が決勝点。(写真協力 高校サッカー年鑑)

[10.4 国体少年男子準々決勝 広島県 3-2(延長)新潟県 遠野運動公園陸上競技場]

 第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」サッカー競技少年男子の部準々決勝が4日に行われ、広島県対新潟県戦は延長戦の末に広島が3-2で逆転勝ち。5年ぶりとなるベスト4進出を決めた。

 強風の中で実施された準々決勝。岩成智和監督(広島ユース)が「こういう(強風の)感じでやったのは初めてなんですよ。でも、経験が積めるから楽しもうぜ、風も楽しんで味方につければいいと」と語った広島はその風を一時新潟に味方につけられて2点ビハインドを負ったが、自分たちの「アクションサッカー」で挽回し、2試合連続の逆転勝利を成し遂げた。

「相手を動かして、動いたところにしっかりとアクションして行こう」(岩成監督)という広島の「アクションサッカー」。GK、最終ラインからショートパスをしっかりと繋ぎながら、時に10番のCB鈴直樹(広島ユース、1年)が大胆な展開を入れ、相手の守りが薄くなったところをMF山口直也主将(広島観音高2年)の突破や左MF東俊希(広島ユース、1年)の正確なアーリークロスなどで攻めていく。加えて、目立ったのが守備の部分。同じく後方から丁寧に繋ごうとする新潟のビルドアップを上手く追い込み、FW渡部快斗(広島ユース、1年)がCBからインターセプトして決定機に結びつけた。
 
 立ち上がりから渡部のドリブルシュートやMF森内幸佑(広島皆実高1年)のパスからMF閑田隼斗(広島皆実高1年)が放った左足シュートなどで攻めた広島は15分、渡部のインターセプトから身体の強さを随所で発揮していた長身ボランチMF松本大弥(広島ユース、1年)が決定的な右足シュート。18分には東の絶妙な左足クロスからゴール前で連続シュートを放つ。だが、この日抜群の瞬発力でビッグセーブを連発していた新潟GK藤田和輝(新潟U-18、1年)に止められてしまう。

 広島は前半35分にもインターセプトした渡部がPAへ侵入するが、素晴らしい飛び出しを見せたGK藤田がストップ。我慢の展開となった新潟だが、要注目の中学生MF谷内田哲平(長岡JY FC、中学3年)がトラップ一つでDFをずらし、また右FW小林心(北越高1年)の突破、クロスからチャンスもつくる。広島は1対1でほぼ完璧な対応を見せていた鈴を中心にDF大越寛人(広島ユース、1年)、DF中谷超太(広島ユース、1年)の3バックやボールを良く奪い取っていた松本、閑田のダブルボランチが簡単には隙を見せない。だが新潟は35分、MF高月創太(北越高1年)がDF背後を狙ったパスから10番FW外山光(長岡向陵高1年)が左足シュートへ持ち込んで会場を沸かせた。

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