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[MOM400]国士舘大MF信末悠汰(2年)_ライバルと切磋琢磨、先行く先輩への挑戦…2年生MFは泥臭く戦う

ゲキサカ / 2016年10月6日 16時7分

決勝点を挙げた国士舘大MF信末悠汰

[10.2 関東大学リーグ第16節 桐蔭横浜大0-1国士舘大 国士舘大G]

 1部残留へ。国士舘大はその足がかりとなる2連勝を飾った。1-0で勝利した桐蔭横浜大戦で決勝点を挙げたのはMF信末悠汰(2年=清水桜が丘高)。1年前は「4年生になるまで、試合に出られないのかな……」と不安な時期を過ごしていたMFが、泥臭くゴールネットを揺らした。

 0-0で時間は進み。後半16分に得点は生まれた。MF平野佑一(3年=國學院久我山高)のパスを受けたMF本間達耶(3年=遠野高)が右サイドをドリブルで上がり、中央へアーリー気味のクロスを入れた。

「前半の試合中から達耶くん(本間)には、もう少し速いタイミングでクロスを上げてくれという話はしていて。あの場面では自分も中に入っていきました」

 本間の突破に合わせ、ニアサイドにはFW松本孝平(4年=藤沢清流高)とFW田場ディエゴ(2年=日大藤沢高)が飛び込んだ。2トップの勢いに相手DF陣は釣られる。後方に出来たスペースへ走り込んだのは信末。“望み通り”の速いタイミングでのクロスを受けて、右足シュートを放った。一度はGKに弾かれたが、即座に動き出し、懸命にこぼれを足先で押し込んだ。

「シュートを打ったら上手く当たらなかったんですけど、二度目にこぼれてくるところが瞬時にわかったので、そこへ足を伸ばしました。GKが弾いた瞬間に走って、必死に足を伸ばしました。もしシュートを打って、そこで止まっていたら、相手にクリアされていたと思います」

 応援スタンド前、ベンチ前でのゴールにチームメイトが沸き立つなか。殊勲のMFはピッチへ倒れこんだまま。得点する際に必死に足を伸ばしたところ、つってしまったという。4、5日前の練習で足首を痛めていたこともあり、走り続けていたMFはそのままMF荒木翔(3年=日本航空高)と交代。1-0の歓喜の瞬間はベンチから見つめた。

 現在2年生の信末だが、昨季は悔しさをかみ締める一年だった。「いつか絶対に試合へ出て活躍してやる」という熱い想いが根底にはあったものの、リーグ戦では1秒たりとも出番がない状況。もどかしい日々が続いていた。

 特に昨季は同ポジションの一学年上の先輩MF荒木翔(3年=日本航空高)がアシスト王を活躍するほどのブレイク。応援スタンドから先輩の姿をみることが多く、「1年生のときからずっと翔くんを見ていて、自分は4年になるまで、試合に出られないのかなという気持ちもあったんです」と胸中を明かす。

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