[MOM401]明治大FW丹羽詩温(4年)_「自分でいくことしか」、強引な突破が優勝決める一撃生む
ゲキサカ / 2016年10月15日 23時39分
[10.15 第90回関東大学リーグ第18節 明治大2-1慶應義塾大 江戸陸]
ストライカーらしさ増す4年生FWが優勝を手繰り寄せた。明治大は慶應義塾大に2-1で勝利し、関東大学リーグ1部優勝を果たした。総理大臣杯制覇に次いでの二冠達成。先制されて追いつく展開のなか、決勝点を決めたのはFW丹羽詩温(4年=大阪桐蔭高)だった。
チームは前半15分にセットプレーから失点も、同28分に追いついた。そして前半終了間際45分のラストプレー。裏へ抜けたFW岩田拓也(4年=FC東京U-18)の折り返しをPA内右で受けた丹羽は、相手二枚を切り返しでかわし、強引に突破。右足シュートをゴールネットへ突き刺した。
「拓也(岩田)が背後にいい形で抜けて、丁寧にボールをくれました。あとは自分がシュートを打つタイミングで飛び込んでくる相手を切り返しでかわして、少しボールが足元に入りすぎたんですけど、最後は上手くタイミングを外せたのでよかったと思います」
丹羽の得点が決勝点となり、明治大は2-1で慶應義塾大に勝利。今季4試合を残しての、史上最速優勝という偉業を成し遂げた。殊勲のストライカーは「もし今日自分が点を取れてなくて、チームの優勝が決まっていたらと考えると……どこか100%喜べなかったかなとも思いますし、自分が点を取って優勝するのが理想的だったので。今日は理想通りにいけたので良かったです」と微笑んだ。
今季の関東大学リーグ1部で18戦10得点を挙げ、得点ランキングトップを走る丹羽だが、シーズンを通じて順調なわけではない。後期リーグ開幕後は3戦無得点。チームが3戦11得点と快勝しているなか、自身の得点はなかった。第15節の早稲田大戦(1-0)でようやく後期初ゴールを記録するも、その後の2試合は不発。なかなか波に乗れずにいた。
「後期の初めの方、チームはある程度の点差が開いて勝利していました。こんなことを言うと良くないのかもしれませんけど、チームが勝っている中でも自分が点を取れていないことで、素直に喜べてない部分がありました。前期に点を取って、後期に点を取れなくなったと言われるのも嫌だったので……」。そう素直に明かしたように、チームが10連勝するなか、自らの得点の少なさには物足りなさがあった。
だからこそ、2戦連続不発で迎えた優勝のかかった一戦。「まずは前半に点を取りにいこうと思っていた」と積極的な姿勢を貫いた。前半終了間際の得点も、力強く相手の間を割ってのもの。「残り時間も少なかったですし、FWが点を取れば、さらにチームも勢いに乗ると思ったので。あそこは自分でいくことしか考えていなかった」と言う。
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