[選手権予選]久我山、修徳に続き、インハイ出場の東海大高輪台も撃破!帝京が“決勝級”の3試合勝ち抜き東京B4強入り!
ゲキサカ / 2016年10月17日 16時4分
[10.15 全国高校選手権東京都Bブロック予選準々決勝 帝京高 1-0 東海大高輪台高 清瀬内山運動公園サッカー場]
第95回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選準々決勝が15日に行われ、全国優勝6回の伝統校・帝京高と今夏の全国高校総体に出場した東海大高輪台高が激突。帝京がMF中瀬大夢主将(3年)の決勝ゴールによって1-0で勝ち、11月6日に東大和南高と戦う準決勝へ進出した。
昨年度全国準優勝の國學院久我山高との初戦に始まり、2回戦は13年度全国8強の修徳高、そして今大会3試合目は総体予選東京2位の東海大高輪台。“決勝戦のような”カードが続いた3試合を乗り越えて帝京が4強入りを果たした。日比威監督は「3試合の中で一番悪かった。昨日くらいから異変を感じていた。一人ひとりが久我山や修徳の時のような『一つの判断のミスでやられる』という危機感がなかったから」。國學院久我山を闘争心溢れる攻守で沈め、修徳にも最後3点差をつけて快勝した。だが、この日は選手たちも声の少なさを感じながらの強豪対決。不安は内容にも現れ、日比監督が「帝京の嫌なこと、嫌なこと、縦の速いサッカーに対して何をどうしたらいいのか、しっかりカバーできていたし、距離感も良かった」と評した東海大高輪台に苦しめられた。だが相手にもやりたいサッカーをやらせなかった帝京が1-0で勝利した。
司令塔のMF武川剣進(3年)を膝の負傷で欠く東海大高輪台は攻撃がコンビネーションが噛み合わず、攻撃が単発に。「(日比)監督にはしっかりカバーとインターセプトを狙うように言われているので意識しています」という小柄な2年生CB菅原光義やCB原田祐次郎(3年)にフィニッシュに行く前の段階でボールを奪われ、また高さを発揮していたのに加えてセカンドボールの回収でも存在感を見せていたMF五十嵐陸(3年)とMF高橋心(3年)のダブルボランチの壁に苦しんで攻めきる前に押し戻されていた。
一方の帝京も左サイドで攻撃のポイントとなっていたMF遠藤巧(3年)とSB市川雅(3年)からシュートシーンをつくり出し、高橋のロングシュートがゴールを脅かせるシーンもあったが、東海大高輪台の最終ライン攻略に苦戦。押し込んではいたものの、佐々木駿(3年)と木下勇樹(3年)の両CBや右SB小林陸玖(2年)に攻撃を跳ね返され、また中盤でMF袖山翼主将(3年)に競り負けるなど得点に結びつけることができなかった。
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