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[選手権予選]都立勢・東大和南の進撃止まらず!東京実をPK戦で破り、東京B準決勝進出!!

ゲキサカ / 2016年10月19日 8時34分

全国的には無名の公立校、東大和南高がPK戦を制して準決勝進出

[10.15 全国高校選手権東京都Bブロック予選準々決勝 東大和南高 3-3(PK4-3)東京実高 清瀬内山運動公園サッカー場]

 15日、第95回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選準々決勝が行われ、東大和南高と東京実高との一戦はPK戦の末、東大和南が4-3で勝利。東大和南は11月6日の準決勝で帝京高と戦う。

 陽が落ち、照明に照らされたピッチに“緑の戦士たち”の雄叫びが響き渡った。PK戦は後攻・東大和南の5人目、GK山本浩也(3年)が3-3から熱戦に決着をつける右足シュート。東京実3人目のキックを見事にストップしていた守護神のキックがゴールを破った瞬間、東大和南の勝利と「これは誰もが初めての……」(大原康裕監督)準決勝進出が決まった。

 前半、オウンゴールで先制を許した東大和南だったが、すぐさまFW平塚真史(3年)のスルーパスからFW宮尾慧吾(3年)が決めて同点に追いつく。その東大和南は下がってボールを引き出すMF広瀬将一(3年)やCB岸本真輝主将(3年)らがボールを縦、横、斜めへと動かし、スルーパスに両翼の選手が走り込んでチャンスをつくり出す。夏の総体予選準々決勝・駒澤大高戦でショートパスを繋ぐことに固執しすぎて敗れた反省から改善。「駒澤の時ほど下に固執してやられることはなかったのでそれは良かった」と岸本が振り返ったように、判断良くボールを動かすことができていた。

 だが後半は、大原監督が「相手のプレッシャーが落ちない。むしろ上がって来たので焦って回せなくなりました。普段は横、斜め、ダメならやり直しと、もっと落ち着いて指示を出して行けたんですけど、焦りですね」と指摘したように、焦って前に急いだサッカーになってしまう。前を向いた平塚らがスルーパスを狙うシーンも幾度かあったが、テンポの変わらない攻撃は相手に読まれてインターセプトされてしまった。

 東京実はCB渡辺巧輝(3年)がスライディングタックルでボールをはじき出し、ガッツポーズして見せるなど後方からチームを鼓舞。そしてエースFW萩原陸(3年)を起点とした攻撃からMF久留和己(3年)がクロスを上げきり、MF朝日凱大(3年)がコンビネーションからシュートへ持ち込むなど勝ち越し点を狙う。東大和南も岸本、飯島彪貴(3年)の実力派のCBコンビを中心にその攻撃を封鎖。逆に後半半ばにはボールの動きが好転し、平塚や宮尾、FW田中大地(3年)が前向きにスペースを突くなど相手ゴールを脅かしていく。そして迎えた後半35分、東大和南は右サイドを抜け出したFW住谷大輝(3年)のクロスが相手DFのハンドを誘ってPKを獲得。東京実の守備の中心として奮闘していた渡辺がこのプレーで2枚目の警告を受けて退場してしまう。

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