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[選手権予選]3回戦で前回王者と前々回王者が激突した注目対決は桐光学園が完勝!:神奈川

ゲキサカ / 2016年10月22日 22時16分

前半18分、桐光学園高はMF田中雄大(14番)の先制ゴールを喜ぶ

[10.22 全国高校選手権神奈川県予選 桐光学園高 1-0 日大藤沢高 日大藤沢高G]

 注目のビッグマッチは桐光学園高が制す! 第95回全国高校サッカー選手権神奈川県予選は22日に3回戦が行われ、連覇を狙う桐光学園と14年度全国4強の日大藤沢高が激突。前半18分にMF田中雄大(2年)のゴールで先制した桐光学園がほぼ相手にシュートを打たせずに1-0で勝った。桐光学園は30日の準々決勝で桐蔭学園高と戦う。

 クロスゲームになる可能性も十分にあった前回王者と前々回王者の大一番。桐光学園がスコア以上の快勝で一つめのヤマ場を越えた。序盤は互いにリスクを回避してロングボールを蹴り合う展開。徐々に桐光学園がボールを支配し、主導権を握る時間を増やしていく。16分にはパス交換から田中雄がDF2人を外してラストパス。そして18分、1年生CB望月駿介の距離の長いスルーパスで抜け出した田中雄が「GKが一回ちょっと出て下がったのでこれはループだなと」とコントロールから間髪入れずにGKの頭上を射抜く右足ループシュートを決めた。

 2年前に同じ日大藤沢高グラウンドで開催された選手権予選で日大藤沢に逆転負けしている桐光学園が“アウェー”でリードを奪った。その後、前半に関してはMF倉持快(2年)がドリブルで独走しかけた場面を除くと決定的なシーンこそなかったものの、桐光学園は田中雄を筆頭に個々の守備意識が非常に高く、失ったボールを切り替え速く複数の選手で相手を取り囲んで奪い返す。また、最終ラインでは1年生CB望月が「ヘディングは(中学時代に所属した)FC多摩の時からずっと武器なので選手権に向けてずっと磨いてきました。たくさんの試合とかで自信を積んできた感じです」と空中戦で抜群の高さを発揮。日大藤沢は大型FW菅原大雅(3年)にボールを集めていたが、桐光学園の鈴木勝大監督が「正直、今日はアイツさまさまな最終ラインでもあったと思います」と賞賛した望月になかなか競り勝つことができず。日大藤沢は1年生の10番MF比留間輝が独特のタッチで仕掛ける場面もあったが、桐光学園はCB田中拓実(3年)、MF桑原遥(3年)らが簡単に自由を与えず。また日大藤沢にセットプレーのチャンスも掴ませない。

 日大藤沢は後半4分、PAにこぼれたルーズボールをFW竹内大敬(3年)が拾ってラストパス。これをFW岡田望(3年)が左足で狙おうとするが、桐光学園の寄せが早くシュートを打てない。一方、桐光学園は前半から3人、4人がかかわったパス交換で局面を打開し、そして日本高校選抜MF鳥海芳樹(3年)やFW西川公基(3年)、田中雄がドリブルでDF間を抜け出すなど日大藤沢の守りにプレッシャーをかける。そしてMF佐藤太一(3年)のバイシクルショットや西川のラストパスに走り込んだタビナスの左足シュートなどでゴールを脅かした。

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