[選手権予選]上に行くのは「オレらがやろうと」。相洋が夏の王者・横浜創英撃破して準々決勝進出!:神奈川
ゲキサカ / 2016年10月23日 22時40分
[10.22 全国高校選手権神奈川県予選3回戦 横浜創英高 2-3 相洋高 日大藤沢高G]
第95回全国高校サッカー選手権神奈川県予選は22日、3回戦を行い、相洋高がFW菅井涼介(3年)の2ゴールとMF川本大夢(2年)のゴールによって総体予選優勝校の横浜創英高に3-2で勝利。相洋は30日の準々決勝で向上高と戦う。
第1シードを撃破して8強入り。目指してきた打倒・横浜創英を果たした相洋の綱島陽介監督は選手たちへのメッセージとして「良くやったと。3年生のまとまりとか、3年生が引っ張ってくれたからこの勝利があると。応援してくれた、ベンチに入れなかった3年生が声をあげて応援してくれたおかげだよと。その気持ちとか、負けた創英の分も次も勝たないといけないよという話をしたい」と話していた。
個性が強過ぎるが故に脆さもあったという相洋だが、指揮官が「悪く言えばまとまりがなかった。バラバラになっていたんですけど、わがままを我慢してチームとして戦うことができるようになった。感謝したい」と語ったように、この日は素晴らしいまとまりとパフォーマンスを見せた。綱島監督から「立ち上がりは全部(プレスを)かけなさい。全部圧倒しに行け」と送り出された相洋は、立ち上がりからのハイプレスで横浜創英を飲み込みに行く。すると6分、10番を背負う右SB渋谷拓海主将(3年)が斜めに入れたボールで相手の背後を取った快足FW菅井が先制ゴール。「先生に(横浜創英は)裏への対応がそこまで良くないと言われていた。そこを狙えと言われていた」という菅井のゴールで先制した相洋はさらに9分にもMF原大知(2年)の右CKから川本が頭で決めて開始9分で2点のリードを奪った。
宮澤崇史監督が「(失点の)時間帯が早かったので慌てずにしっかりやれと」指示を出した横浜創英は、自分たちの取り組んできたショートパスを繋いでDFの背中を取るサッカーで前進。MF木澤海智(2年)の右足シュートがクロスバーを叩くシーンもあったが、渋谷が「前からプレスして全員で守備するということ。守備はそこから入ってショートカウンター」と狙いを持って試合を進める相洋に押し返されてしまう。そして相洋は抜群のスピードで相手の背後を突く注目FW菅井がDFを振り切って左足シュートを放ったほか、運動量を兼ね備えた左利きの司令塔・関野元弥(3年)やMF石橋直也(3年)、MF市川航太(3年)がスペースをドリブルで突いて横浜創英のリズムを狂わせる。
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