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[選手権予選]苦杯糧に挑戦者として臨む冬、遠野が岩手4連覇王手

ゲキサカ / 2016年10月27日 13時35分

前半39分、遠野高はFW佐々木琢光が先制ゴールを流し込む

[10.26 全国高校選手権岩手県予選準決勝 盛岡市立高 0-3 遠野高 いわぎんスタジアムB]

 第95回全国高校サッカー選手権岩手県予選準決勝が26日に行われ、4連覇を狙う遠野高がc\盛岡市立高に3-0で快勝。遠野は11月6日の決勝で専大北上高と戦う。

 準々決勝で足首を負傷した10番MF千田夏寅主将(3年)を欠いた準決勝。遠野は長谷川仁監督が「気負いすぎたかもしれない」と語った前半、ボールを保持し、右の浅沼海斗(3年)と左のMF青沼聡(3年)の両翼の突破力などを合わせて盛岡市立ゴールを目指したが、なかなか1点を奪うことができなかった。ゲーム主将の浅沼が「みんな、自分が、自分がとなってしまった。きょうは自分がキャプテンだったので、何かを変えられればもっと早く得点を取れたと思います」と首を振ったように、攻撃が個人の突破や、やや中央に偏ってしまったこともあって、ポジショニング良くゴールを守るGK八重樫隼(3年)を中心とした盛岡市立の守りをこじ開けることができなかった。

 先発の3年生2人、2年生が9人という盛岡市立だが、準々決勝でプリンスリーグ勢の盛岡中央高を破った勢いそのままに前半は健闘。奪ったボールを10番MF下田中歩(3年)やMF岩崎達希(2年)がサイドへ展開し、MF鷹木優真(2年)やFW高橋瑞輝(2年)がカットインからシュートへ持ち込もうとする。だが、遠野は37分、早くも左サイドにMF佐々木渓人(2年)を投入。緩急を使ったドリブルを特長とするMFを送り出して流れを変えに行くと、直後の39分に連係良い攻撃から盛岡市立ゴールを破る。マークのDFから上手く離れながら浅沼のスルーパスを引き出したFW佐々木琢光(3年)が、「試合前から相手GKが前に出てこないことが分かっていた。浅沼君から裏へ良いパスが出てきたので流し込むだけでした」とシュートコースを消しに来たGKとの攻防を制す形で1タッチシュートをゴール右隅へ流し込んだ。

 欠場した千田が「(チームメートには)とにかく落ち着くってことを言いました。ここに来ると落ち着けないというのが一番あると思うので、経験した選手に味方を落ち着かせるように言いました。(それでも)前半は結構舞い上がっていたというか、落ち着いていなかったと思うんですけど、後半はいつもどおりに落ち着いてできていたと思います」と評したように、先制点で硬さの取れた遠野は後半、相手を圧倒する。サイドからチャンスを作り出し、FW阿部亮太(2年)や右SB五嶋一樹(3年)、佐々木琢、佐々木渓が次々とシュートを打ち込んでいく。盛岡市立はGK八重樫の好守などによって何とか1点差をキープしていたが、遠野は21分、浅沼の左FKをMF太田竜雅(1年)が中央で収め、入れ替わる形が抜け出した阿部がGKとの1対1からゴール。さらに24分には佐々木渓のスルーパスから佐々木琢が右足で決めて3-0とした。

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