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[選手権予選]「初戦敗退からの逆襲」「奪還」期す名門、前橋育英が延長戦制して群馬決勝へ

ゲキサカ / 2016年11月1日 13時52分

延長前半6分、前橋育英高はMF長澤昂輝が決勝ゴール

[10.30 全国高校選手権群馬県予選準決勝 前橋育英高 2-1(延長)高崎経済大附高 敷島公園サッカー・ラグビー場]

 第95回全国高校サッカー選手権群馬県予選準決勝が30日に行われ、14年度全国準優勝校の前橋育英高と高崎経済大附高との一戦は延長前半6分にMF長澤昂輝(3年)が決めた決勝ゴールによって前橋育英が2-1で勝利。前橋育英は11月6日の決勝で3年連続となる全国大会出場を懸けて前橋商高と戦う。

 決勝トーナメントへ進出した16校が大会パンフレットに寄せていた選手権への抱負。そこには「『初戦敗退から逆襲』この言葉を胸に選手権は、頑張りたいと思います」と記されていた。群馬を代表する名門・前橋育英は今年、新人戦こそ優勝したものの、総体予選は常磐高との初戦(4回戦)でPK戦の末に敗れてまさかの初戦敗退。チームはそこからの逆襲、そして「奪還」という目標を掲げて選手権に臨んでいる。昨年度の全国8強メンバーであるMF大塚諒主将(3年)は「まずは県優勝して。県優勝してから次の目標は昨年の3年生を越えて、果たせなかった埼スタに行きたいですね」と力を込めた。

 その目標を実現するための県予選は、苦しい戦いの連続となっている。健大高崎高との決勝トーナメント初戦は延長戦の末に1-0勝利。続く伊勢崎商戦は2-0で制したが、この日も再び延長戦へと持ち込まれた。昨年度の全国大会で2試合連続ゴールを決めているFW馬場拓哉(3年)が腰を痛めて長期離脱中で、この日は主軸FW高沢颯(3年)も怪我で先発を外れたことで前橋育英は先発7人が2年生という若いメンバー構成。それでも大塚が「2年生もやってくれるので。そこは心配していないです」と語るように、個々の力で上回る前橋育英は序盤から相手を押し込んで攻め続けた。

 展開力秀でた大塚を中心に縦、横へとボールを動かし、左の強力SB渡邊泰基(2年)の攻撃参加や10番FW飯島陸(2年)、レフティーMF田部井涼(2年)の仕掛けなど圧倒的に攻め続けたが、1点が遠い。15分に飯島の絶妙なスルーパスからFW吾妻怜(3年)が放った左足シュートは枠外。24分にはこの日好キックを連発していたCB角田涼太朗(2年)の左アーリークロスがPAの飯島に通るが、SB川野史暉主将(3年)にブロックされた。26分にもドリブルでPAへ切れ込んだ飯島をサポートした長澤がラストパスを入れたが、MF塩澤隼人(2年)にはわずかに合わず、先制することできない。

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