失速する4位C大阪、自動昇格は絶望的に…千葉が意地の8戦ぶり勝利
ゲキサカ / 2016年11月6日 17時25分
[11.3 J2第39節 千葉3-0C大阪 フクアリ]
4位セレッソ大阪はアウェーでジェフユナイテッド千葉に0-3で敗れ、5試合ぶりの黒星を喫した。3試合連続ドロー後の敗戦で4試合勝ちなし(3分1敗)と失速するC大阪は2位松本と残り3試合で勝ち点9差。得失点差でも「15」の開きがあり(C大阪+13、松本+28)、自動昇格となる2位浮上は絶望的な状況となった。
前半23分、C大阪は敵陣中央でボールを受けたFW杉本健勇がドリブルでPA内まで持ち上がり、横パス。MF酒本憲幸が右足シュートを放ったが、GKに止められた。千葉も同35分、左サイドのDF乾貴哉がクロスを送ると、DFにクリアされたこぼれ球をDF丹羽竜平がおさめ、マイナスにパスを戻す。ペナルティーアーク内のMF佐藤勇人が右足を振り抜いたが、シュートはゴール上に外れた。
攻撃のリズムをつかむ千葉は前半43分、細かいパスワークから先制点を奪う。MFアランダの浮き球のパスをFWオナイウ阿道がワンタッチで落とし、MF長澤和輝からパスを受けたFW井出遥也がドリブルで持ち込み、PA手前から右足でミドルシュート。GKに触られたが、勢いで上回り、ゴールネットを揺らす。4試合連続で無得点だった千葉に5試合ぶりのゴールが生まれた。
1点リードで折り返した後半はC大阪の反撃に遭ったが、粘り強く耐えると、後半30分、FW船山貴之の右クロスをオナイウが胸トラップでおさめ、右足でミドルシュート。強烈な一撃がゴール左に突き刺さり、リードを広げた。同45分には右サイドで細かくパスをつなぎ、アランダのラストパスを井出が右足でゴール右隅に流し込み、3ー0とダメを押した。
前節・長崎戦(0-0)の結果で昇格の可能性が消滅した千葉だったが、9月11日の岐阜戦(2-0)以来、8試合ぶりの白星。2ゴールの井出は試合後のインタビューで「プレーオフに進めなくて個人としてもチームとしても悔しい。残り3試合、全勝で今年を終わりたい」と、4連勝でシーズンを締めくくることを誓った。
●[J2]第39節 スコア速報
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