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[選手権予選]流れ引き寄せた序盤の迫力ある攻防!悲願の全国狙う浜松開誠館が清水東に快勝:静岡

ゲキサカ / 2016年11月4日 14時9分

前半8分、浜松開誠館高はMF鈴木理久が先制ゴール

[11.3 全国高校選手権静岡県予選決勝T1回戦 清水東高 1-4 浜松開誠館高 藤枝市民G]

 第95回全国高校サッカー選手権静岡県予選決勝トーナメント1回戦が行われ、全国優勝1回、同準優勝3回の歴史を持つ清水東高と悲願の初優勝を目指す浜松開誠館高が激突。浜松開誠館が前半の3ゴールなどによって4-1で快勝し、オイスカ高と戦う準々決勝へ進出した。

 元清水FWの青嶋文明監督が「立ち上がり勝負だったので。(相手が)スピードに慣れる前に仕留められるかは勝負だった」と振り返ったように、浜松開誠館は序盤から迫力を持って清水東にアタック。現在、静岡県1部リーグに所属する清水東に対し、プリンスリーグ東海で2位につける浜松開誠館は相手がそのスピード感、球際の迫力に対応する前に試合を決めに行った。指揮官の「下位リーグの相手だったので、スピード勝ちできると思っている」という言葉通りに清水東を後退させた浜松開誠館は8分に早くも先制点を奪う。
 
 中盤中央で獲得したFKから10番MF今泉富(3年)がクイックリスタート。右オープンスペースへ正確なボールを蹴り込むと、これに走り込んだMF三浦倭(2年)がダイレクトでクロスを入れる。そして中央に飛び込んだMF鈴木理久(3年)が左足のスライディングシュートでゴールヘ押し込んだ。狙い通りの形で奪った先制点。本来、ボールを大事に繋いでゴールまで運ぶスタイルで勝負する清水東だが、いずれも長身の松永駿平(2年)と小林誉貴(2年)を前線に配置して序盤はロングボールを蹴り込み、試合が落ち着かせてから選手を入れ替えながら本来の攻撃へ移行させようとしていた。だが、それを上回った浜松開誠館のスピードとパワー。局面の攻防で競り負け、劣勢続きとなった清水東は18分にもGKのキックミスを拾われてMF中尾健嗣(3年)に2点目を決められてしまった。

 今泉が「メンタル的にはウチの方が経験があって優位に進めるのが分かっていた。立ち上がりは思い切って勢いで行くべきかなと思っていたので、そこは得点が取れてリズムが出来たと思います。シンプルに入れ込んで自分たちらしさを出せるように考えていた」と振り返ったように、やや大味な展開となったものの、浜松開誠館はその勢いで先発7人が下級生の清水東を飲み込み、2点のアドバンテージを得た。清水東も28分に10番MF出口大瑶(3年)の右FKをファーサイドの松永が右足ダイレクトで合わせてゴール。ファーストシュートで1点を返したが、浜松開誠館のサイドからの攻撃にCKを許し、ピンチを迎える。浜松開誠館は30分、左CKから中尾が狙ったシュートは清水東MF坂本翔(1年)にゴールライン上でかき出されてしまったが、32分に今泉の右CKをFW高岡廉(2年)が頭でゴール左隅へ流し込んで再び2点差とした。

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