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日本代表メンバー発表 ハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2016年11月4日 18時26分

―久保は2トップが適しているということだが、今後は2トップの併用も考えているのか?
「確かに久保はフットボールの世界では2人目のアタッカーになる。彼が衛星的な動きをする。背後に走るとか、ニアサイドに走るとか、クラブではそういうプレーをしている。我々には他のオーガナイズがあって、常に3トップで、真ん中に1人のFW、サイドに2人のFWという形。ただ、彼が入ることで、アイデアが増える。一つのオーガナイズがうまくいかなかったときに、もしかしたら4トップになるかもしれない。サイドに2人のFWを置いて、真ん中にFWを2人置く。点を取りにいく、追いつかないといけないときには、それもソリューションの一つになる。我々は試合中にオーガナイズを変えることもできる。もちろん、すぐに理想的な形を見つけられるわけではない。オートマティックにしないといけない。

 久保はセカンドアタッカーとして面白いと思う。サイドで使う可能性もある。ただ、16mの中に入っていくプレーをするので、原口や斎藤とは違う。オーガナイズを見つけないといけない。久保は常に先発で出ているし、あまり先発で出ていない選手よりはパフォーマンスも良いと思う。初めてA代表に呼ぶわけだが、井手口や植田も同じで。若くてクオリティーも能力もある。齋藤もそうだが、すぐにリーダーとなったり、決定的な仕事をするという期待は込めていない。わざとそういう選手を呼んで、このグループに若さをもたらすことが大事。若い選手がグループに来るが、少し恥ずかしがっているのかなと思う。グラウンド内でも外でもまだまだ恥ずかしさがあるのかなと。ポジティブな発見は丸山。トレーニング中も安定性が増してきたし、より自分を表現できるようになった。将来を準備しているということ。いきなり決定的な仕事をすると期待されても困るが、私は次の準備をしている」

―先制してもその後、難しい展開となることが多いが?
「みなさんの分析と私の分析は違う。2次予選があって、今は最終予選だが、まだ流れの中で失点したわけではない。失点はしているが、FKが多い。PKもCKもある。そこを私は強調している。まず16mの中でファウルをするな。まだ相手の展開ではやられていない。この2年間、オフィシャルの試合で失点していない。つまり、90分を通してしっかりオーガナイズされているということ。もちろん、厳しい時間帯もある。4失点しているが、FKでやられている。オーストラリア戦も2、3回見たが、我々にとって悪夢のPKがなければ、オーストラリアは点を取れなかったと思う。2回のPK、FKでやられたのは我々のナイーブさを見せてしまった。今回の合宿では16mでナイーブさを見せるなと言いたい。守備でまだまだ伸ばすところはあるが、フットボールの目で見れば守備はしっかりオーガナイズされてきている。ディフェンダーだけが守備をするわけではない。全員で守備をする。オーストラリア戦を振り返れば、チームが良い守備をしたと思う。少し前(攻撃)の可能性を伸ばさないといけないが、多くの試合で選手は守備の仕事をしっかりやってくれている」

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