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19年前の悪夢再び…前年度王者・早稲田大が2部降格、「本気になったのが遅すぎる」

ゲキサカ / 2016年11月7日 10時38分

 この日の対戦相手・桐蔭横浜大のMF今関耕平(4年=千葉U-18)主将は、「自分たちよりも早稲田大の方が伝統など背負っているものが違うなと、戦っているなかで感じました」と口にした。対峙した相手にも伝わるほど、早稲田大の選手たちは重い荷物を背負い、戦っていた。伝統校という重圧をプラスに転じることができれば、状況は違っていたかもしれない。

 しかし伝統校という重圧は、心地よい負荷に変わるときもある。仲間やOBたち、支えてくれる人たちの思い。背負うだけではなく、たくさんの人々の思いに自分の気持ちも乗せて、独りではなくチームとして戦っているんだと認識したとき、それは力になる。

 新井は言う。「仲間の思いを背負って戦うとか、支えてくださる方のために戦う意識とかは、ワセダならではの“らしさ”がある部分だと思っています」。

 降格は決まったものの、今季のリーグ戦はまだ1試合が残っている。「生き様をみせたい」と4年生たちは誓う。彼らは“2部へ落とした世代”と刻まれてしまうが、“19年ぶりの優勝を支えた世代”でもある。酸いも甘いも経た4年間。今季ラストゲームで海老茶の戦士たちは何を残すか。

(取材・文 片岡涼)

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