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「選手権予選」「逃げないで」戦ってきたプリンス北信越王者・新潟明訓、後半40分の決勝点で新潟連覇王手

ゲキサカ / 2016年11月8日 17時1分

後半40分、新潟明訓高は決勝点を決めたMF榎並洸がスタンドへダッシュ

[11.6 全国高校選手権新潟県予選準決勝 新潟西高 0-1 新潟明訓高 新発田市五十公野公園陸上競技場]

 6日、第95回全国高校サッカー選手権新潟県予選準決勝が行われ、連覇を狙う新潟明訓高は後半終了間際の40分に10番MF榎並洸(3年)が決めた決勝点によって新潟西高に1-0で勝利。新潟明訓は13日の決勝で帝京長岡高と戦う。

 0-2からの逆転で日本文理高を破った準々決勝に続き、難しい試合だった。新潟明訓・田中健二監督が「今年の西高は相当強い」と評した新潟西に押し込まれる時間帯もあった。だが、今年のプリンスリーグ北信越王者である新潟明訓は、今年の世代の特長である技術の高さを活かしたパスワークと、繰り返しDFの背後を突いたFW三富優介(3年)の動き、MF関口正大主将(3年)のドリブル突破などでジャブを打ち続け、終了間際の一撃によって強敵を沈めた。

 0-0の後半40分、新潟明訓は右サイドのハーフウェーライン付近でボールを奪った交代出場MF内藤和輝(3年)が前方のFW小竹直輝(3年)にボールを預ける。小竹はタメをつくると、内側から追い越した内藤の前方スペースへパス。相手DFと競りながらエンドラインぎりぎりまで運んだ内藤が身体を投げ出すような形で中央へボールを折り返す。これを中央で待ち構えた榎並が「天然芝だったのでフカさないことを意識した」と冷静に右足ダイレクトで合わせて決勝点を奪った。控え部員たちが待つスタンドまで駆け抜けた背番号10がチームメートたちと喜びを爆発。待望の1点を奪った新潟明訓が2連覇に王手を懸けた。

 前半は風上の新潟西が押し込む展開に。左SB小菅雷樹主将(3年)と右SB前田峻(3年)の両SBらサイド攻撃に強みを持つ新潟西は司令塔のMF小川朋広(3年)中心にボールを左右へ動かし、右のMF石黒日向(3年)らが仕掛けてクロスへ持ち込んでくる。36分にはDFにブロックされたものの、石黒がインターセプトから右足シュートへと持ち込んだ。一方の新潟明訓は風下だった前半こそシュート1本に終わったものの、相手の特長を消しながら0-0で試合を進めて後半にチャンスの数を増加。6分に小竹からのパスを左中間で受けたMF神蔵翼(3年)が振り向きざまに放った左足シュートを枠へ飛ばし、12分には右FKを胸でコントロールした関口が右足でゴールを狙う。だが184cmの長身GK飯吉将通(3年)中心に新潟西の守りは堅く、スコアを動かすことはできない。

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