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[プリンスリーグ関東]プレミア昇格狙う強豪校対決、桐光学園vs前橋育英は2-2ドローに

ゲキサカ / 2016年11月28日 21時21分

 前橋育英は選手権予選後、例年よりも休養期間を長く取ったという影響からか、後半に運動量が落ちて苦しい展開となった。対して桐光学園は攻守に存在感を見せていた田中やMF桑原遥(3年)が中盤で圧力を増してボールを奪い、そこからのサイド攻撃やカウンターでチャンス。44分にも鳥海のラストパスから西川が抜け出したが、前橋育英GK月田啓(3年)に阻まれて試合を決定づけることができない。逆に前橋育英はアディショナルタイム突入後の47分、交代出場のMF八代廉也(3年)の右クロスをファーサイトの飯島が競り勝って頭で折り返すと、最後は攻撃参加していたCB松田が右足でプッシュ。これがC大阪内定GK茂木秀(3年)の足先を抜けてゴールへ吸い込まれ、2-2で引き分けた。

 劣勢を挽回して流れを引き寄せ、一時勝ち越して見せた桐光学園の鈴木勝大監督は「ウチは展望的にドローOKなんですよ」と前向き。勝ち切ることはできなかったものの、引き分けたことで前橋育英との勝ち点差2を維持し、他会場の試合結果によって2位へと順位を上げた。それでも指揮官は「(終盤追いつかれたことは)ボクらにとって課題ですし、追いつかれたことよりも、あそこで(ダメ押すチャンスをつくりながら)決めきれないことがウチの課題。選手権予選でも(4試合で)50本くらい打っているけれど7点しか取っていない。確実に決めていかないと選手権や参入戦は難しい」。終盤の失点以上に3点目のチャンスをつくりながら決めきれなかったことを指摘し、主将のタビナスも「インハイへ行けなかったのも(準決勝で横浜)創英に逆転されたのがある。夏から追いつくまでは行けるようになったので、勝ち切れるようにしたい」と力を込めた。

 一方、前橋育英は主砲のFW馬場拓哉(3年)がついに復帰間近。加えてMF田部井涼(2年)らが負傷で不在の中、土壇場で勝ち点1をもぎ取ったことは次に繋がる。山田監督は内容面について前向きな試合だったことを認めた上で「残り2つ、また真剣勝負ができる。でも、このくらいのところで勝ちきれないと選手権も厳しい」。安易に背後を突かれて奪われた2失点と勝ち切れなかった点を指摘した。主将の大塚は「後半になっても前半の動きを維持していければ。(追いつかれて)雰囲気悪い中でもう1点取られてしまった。失点した時が自分たちの課題が一番あると思う。修正していかないといけない。ちょっとまだ甘さがあるのかなと。最後の最後で点決めたのは勝ち点ゼロよりは良かった。あと2つ勝つしか無い」。実績ある両校は終盤戦で勝ち点を重ねて悲願を達成するか。プレミアリーグ参入戦を含めると最大4試合。選手権前の負けられない戦いで白星を積み重ねる。
 
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プリンスリーグ関東

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