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ザック「本田はサイドの選手ではない」恩師が語る“取扱説明書”

ゲキサカ / 2016年12月11日 1時0分

ザックジャパン時代に不動のトップ下として君臨していたMF本田圭佑

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、右サイドでのプレーが定着しているミランの日本代表MF本田圭佑に関して「彼はトップ下の選手だ」と異を唱えている。イタリア『カルチョ・メルカート』が伝えた。

 ザックジャパン時代はトップ下を主戦場としていた本田だが、現在はクラブ、代表ともに右ウイング(右サイドハーフ)での起用が続く。しかし、ミランではFWスソの活躍もあって今季4試合(先発は1試合)の出場にとどまり、代表でも11月15日に行われたW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(2-1)で先発落ちの屈辱を味わうなど、力を発揮し切れているとは言い難い状況だ。

 同紙によるとザッケローニ氏は「本田はサイドでプレーすることができない」と指摘。「これは私が昔から言っていることで、彼はトップ下の選手なんだ。彼は足下でボールを受けて、そこからアイディアを出す。彼は100本のパスを送る必要があり、そうしても決して疲れることはない」と、本田の適性について持論を展開した。

 本田が再び輝きを取り戻すには、やはりトップ下への回帰が必要なのだろうか。ザッケローニ氏は「本田はサイドだとうまく行かない。スソや(エムバイェ・)ニアンからポジションを奪うのは不可能だろう」と、得意の中央の位置で勝負すべきだと助言した。
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