一昨年3位、昨年2位、今年は「優勝しかない」関西王者・阪南大が仙台大に逆転勝ち!
ゲキサカ / 2016年12月11日 7時52分
[12.10 全日本大学選手権(インカレ)2回戦 仙台大 1-2 阪南大 味フィ西]
10日、大学サッカー日本一を争う第65回全日本大学サッカー選手権(インカレ)2回戦が行われ、昨年度準優勝の阪南大(関西1)が仙台大(東北1)に2-1で逆転勝ち。阪南大は12日の準々決勝で順天堂大(関東4)と戦う。
後半36分に決勝ヘッドを決めた阪南大CB甲斐健太郎(4年=立正大淞南高、岐阜内定)は「たまたま(最後に)僕が決めただけで、僕が決めていなくても絶対に誰かが決めていた。負けることはなかったと思います。それはみんな思っているはずです」と振り返っていた。DF山田満夫(3年=帯広北高)、DF川口大翔(3年=青森山田高)、DF榎本滉大(4年=共愛学園高、金沢内定)の3バック中心に踏ん張る仙台大からなかなか2点目を奪うことができずに苦戦。それでも負ける気はしなかった。
仙台大の山田は「勝負強さとか、最後のクオリティ。どう攻めきれるかというところでもうひと踏ん張り必要だった。もっとやれたと思います」。守れてはいたし、カウンターからチャンスもつくっていたが、絶対に与えてはならなかった2失点目を許し、攻撃の質の部分も足りなかったことを認めた。対して攻撃で仙台大にプレッシャーを与え続けた阪南大の甲斐は相手の運動量が早い時間帯から低下していることを肌で感じていたという。跳ね返されても、焦れずに攻め続けた関西王者・阪南大が東北の雄を寄り切った。
前半、阪南大は須佐徹太郎監督が「気をつけていたんですけど」というカウンターから失点。10分、FW丹代爽弥(4年=青森山田高)にPAまで持ち込まれ、左クロスをFW齋藤雄大(2年=桐生一高)に頭で決められてしまう。「それ以外にもDFラインの背後取られてというのが何回かあって。だけど、そこでライン下げずに上げろ、上げろと言ってやらせた」(須佐監督)という阪南大は26分にFW山口一真(3年=山梨学院高)の右クロスからFW前田央樹(4年=福岡U-18)が同点ヘッド。その後も、エースナンバー14番に「恥じないプレーをしたいと思っています」というMF脇坂泰斗(3年=川崎F U-18)とアグレッシブに駆け上がってくるSB大本祐槻(4年=野洲高)の右サイドを中心にチャンスをつくる。
カウンターを狙う仙台大の攻撃を甲斐と大野佑哉(2年=山梨学院高)のCBコンビ中心に弾き返した阪南大だったが、仙台大は後半15分に榎本の攻撃参加からFW川島章示(4年=柏U-18)の放った右足シュートが枠を捉え、25分にはMF野口龍也(4年=昌平高)の右クロスにあわやのタイミングで川島が飛び込む。
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