昨年は関東2部、今年は日本一へ!筑波大が関西大破り、6年ぶりの4強入り!
ゲキサカ / 2016年12月12日 17時13分
[12.12 全日本大学選手権(インカレ)準々決勝 筑波大 2-1 関西大 浦安市運動公園陸上競技場]
大学サッカー日本一を争う第65回全日本大学サッカー選手権(インカレ)は12日、準々決勝を行い、筑波大(関東2)と関西大(関西3)との一戦は交代出場の1年生MF三笘薫(1年=川崎F U-18)と初戦3得点のFW中野誠也(3年=磐田U-18)のゴールによって筑波大が2-1で勝った。筑波大は10年大会以来6年ぶりの4強入り。15日の準決勝で阪南大(関西1)と戦う。
2回戦から中1日で開催された準々決勝。疲労を考慮した部分もあったか、序盤は互いに様子を見ながらの展開となった。中盤で相手の背中を取り合うようなシーンがあったものの、なかなかテンポアップしないまま時間が経過していく。その中で風上の関大は9分、カウンターから左SB黒川圭介(1年=大阪桐蔭高)が単騎持ち上がって左足シュート。また、推進力のあるFW竹下玲王(3年=磐田U-18)にボールを当てて、そこから相手の最終ラインを壊しにかかるが、「前にタレントがいるから泥臭く守るしかないと思っていた」という筑波大CB小笠原佳祐(2年=東福岡高)やCB鈴木大誠(2年=星稜高)に跳ね返されるなど、その回数を増やすまでには至らない。
DF陣が押し込まれることなく、相手の攻撃に対応していた筑波大が徐々にゲームの流れを傾けていく。CB小笠原の素晴らしい軌道のキックでサイドを変え、U-19日本代表MF鈴木徳真(2年=前橋育英高)が相手の隙を逃さずにスペースへのパスで攻撃をスピードアップさせる。34分には右サイドでDFを外したMF西澤健太(2年=清水ユース)のクロスから中野がGK前川黛也(4年=広島皆実高、神戸内定)と接触しながらもヘディングシュート。37分には鈴木徳と中野のコンビで左サイドを切り崩し、最後はクロスにFW戸嶋祥郎(3年=市立浦和高)が飛び込んだ。
後半立ち上がり、GK前川が1対1のピンチをストップした関大はギアを上げてシュートシーンを増やす。7分にはCB2人を強引に振り切った竹下が左足シュートを放つが、筑波大GK阿部航斗(1年=新潟U-18)がファインセーブ。関大はその後もサイドからの折り返しをMF塩谷仁(2年=磐田U-18)やMF藤村洋太(3年=京都橘高)がフィニッシュで終えていく。一方の筑波大もスペースを突いた中野がシュートへ持ち込むなどオープンな展開になり出した後半半ばの時間帯。筑波大はドリブル、パスワークで局面を打開していた一方、前半以上に圧力を感じるような展開となっていたが、小井土正亮監督が「ゼロで80分くらいまで。後ろの頑張りがゲームをつくってくれた」と評した守備陣に支えられて1点をもぎ取る。
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