[MOM425]日本体育大GK福井光輝(3年)_“我慢”でPK正面キャッチ、遅れてきたヒーロー
ゲキサカ / 2016年12月14日 16時27分
[12.12 全日本大学選手権準々決勝 関西学院大1-1(PK3-4)日本体育大 町田]
ヒーローは遅れてやってきた。日本体育大のGK福井光輝(3年=湘南工大附高)は1-1で迎えたPK戦で関西学院大最終キッカーのシュートを正面で止めた。4人目までは、ことごとく逆のコースへ飛んでいたが、最後の最後でしっかりとキャッチ。1-1(PK4-3)での勝利の立役者は「ラッキーです」と謙遜する。
今季の日体大で福井は関東リーグの前期こそ、11試合中8試合に出たものの、その後はベンチで過ごす日々。GK長谷川洸(3年=東京Vユース)の後塵を拝し、第2GKとして過ごす時間が長かった。総理大臣杯予選のアミノバイタル杯では5試合中1試合に出るに留まり、総理大臣杯本選ではチームが4強入りするなか出番はなかった。対照的に長谷川は全日本大学選抜にも初めて招集されるなどステップアップ。後期リーグが始まっても状況は変わらず。長谷川が先発するなか、福井の出番はないままに時間は過ぎた。
それでもリーグ最終節の流通経済大戦(2-0)で、ようやくチャンスはやってくる。インカレ出場に加え、3位以内が決まっていた日本体育大にとって、最終節は“消化試合”。ここで「やっときたか」と福井が先発。2-0の完封勝利に貢献したことが状況を変えた。
そして12月に入り、開幕した全日本大学サッカー選手権(インカレ)。日体大にとっての初戦・2回戦の静岡産業大戦で先発に抜擢されたのだ。日体大の鈴木政一監督は福井を起用した理由について「高さ対策とクロス対策。高さはフクの方が全然ある。何かを取れば、何かを捨てなきゃいけない。それがはっきりしていた方がいい」と説明する。
「初戦(静岡産業大戦)のところで高さと相手のシステムを見たときに、フクの方が落ち着くかなと。ぱっと見たときに高さがない。それもあって福井を選びました。ハセ(長谷川)もハセのいいところも悪いところもあって。フクもいいところも悪いところもある。うちはパーフェクトGKはいないので」
初戦に続き、4強入りのかかった関西学院大戦も先発。1-1で突入した今大会初のPK戦。「自分が止めなきゃPKは勝てない」という思いは守護神にとってプレッシャーになったという。
特に相手の情報はなかったが、後攻の関西学院大1人目であるエースFW出岡大輝(4年=G大阪ユース)は2回戦でゴール左へPKを決めていたため、「そこは止める気でいました」。しかし狙って左へ飛んだものの、出岡のシュートはゴール右。完全に逆を突かれた。
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