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高校時代の「1000日」を財産に…高校3大大会得点王の大前元紀が語る冬の風物詩

ゲキサカ / 2017年1月1日 9時43分

―今の高校生にはどういう基準でスパイクを選んでほしいですか?
「格好いいスパイクが今は多いですし、昔より種類も多いと思います。迷うこともあると思うし、憧れの選手が履いているスパイクを履きたいと思うかもしれないですけど、やっぱり自分の能力を最大限に引き出してくれるスパイクを選ぶべきだと思います。自分の足に合わないスパイクを履いて、ダメになった選手を何人も僕は見てきているので、やっぱり外見だけでなく、自分の足にフィットするスパイクを履いてほしいと思います」

―今回の選手権に出場している選手たち、これから選手権を目指す高校生にメッセージをお願いします。
「都道府県予選で戦ってきた対戦相手というのは、ライバルでもあり、サッカー仲間でもあるんですよね。彼らに勝って選手権に出るわけですから、その人たちの代表という誇りを持って戦ってほしいと思います。メンバー入りした選手たちには、一緒に練習してきてメンバーに入れなかった選手たちの思いも考えてプレーしてほしいですね。3年間一緒にやってきた同級生の中で、スタンドで応援してくれる仲間が一番悔しいと思います。そういう仲間のためにも、しっかり最後まで戦い抜いてほしい。結果にこだわりたい部分もあると思いますが、優勝できるのは1校だけですし、まずは選手権という憧れの舞台でサッカーを思い切り楽しんでほしいですね」

―大前選手が優勝した翌年の高校選手権では鹿児島城西高の大迫勇也選手が1大会通算得点記録を塗り替える10ゴールを決め、大会得点王になりました。大迫選手から大前選手への質問があるので、いくつか質問させてください。一つ目が『選手権での得点王は狙っていましたか?」という質問です。
「最初は狙っていましたね。ただ、2回戦はPKで点を取ったんですけど、3回戦と準々決勝は点が取れなかったんです。空回りしてしまったというか、それでちょっと無理かなと。そのとき本田監督に呼ばれて『点を取らなくていいから、黒子に徹していいよ』と言われたら、気持ちが軽くなって、肩の力が抜けましたね。その結果、準決勝で4点取れて、『決勝では自分が点を取って得点王になりたい』と思ったんです。最終的に準決勝、決勝と、国立競技場という大舞台で6ゴールも取ることができて、チームも優勝できました」

―次は『全国大会より千葉県予選のほうが大変でしたか?』という質問です。
「そうかもしれませんね。市船だけでなく、八千代も習志野も渋谷幕張も強かったですし、当時は千葉国際も外国から生徒を連れてきてサッカーに力を入れ始めていました。今年の流経は選手権予選の決勝で市船に負けてしまいましたよね。でも、僕らの年代は新人戦でも選手権の決勝でも勝ちました。夏のインターハイは市船が全国優勝して、高円宮杯は僕らが優勝していたので、選手権予選の決勝は本当に全国大会の決勝ぐらいの気持ちで戦いました」

―それでは最後の質問です。『高校時代に戦った相手で一番嫌だったのはだれですか?』
「チームだと、間違いなく市船ですね。選手で嫌だったのは、インターハイの準決勝で負けた星稜の鈴木大輔選手(現ヒムナスティック・タラゴナ)ですね。アンダー世代の日本代表でもプレーしていましたし、同世代では有名なセンターバックでした。対戦したときは本当に良い選手だなと思いましたね。対人も強いし、しっかり跳ね返せるし、僕らの年代の中ではずば抜けたセンターバックの一人だったと思います」
▼関連リンク
【特設】高校選手権2016

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