“小嶺マジック”炸裂!!長崎総科大附の変則5バック&強力3トップがプロ内定2人擁する桐光を飲み込む
ゲキサカ / 2016年12月31日 19時48分
[12.31 全国高校選手権1回戦 桐光学園高0-2長崎総合科学大附高 等々力]
第95回全国高校サッカー選手権は31日、1回戦を行い、等々力陸上競技場の第1試合では長崎総合科学大附高(長崎)が桐光学園高(神奈川)を2-0で下し、初戦を突破した。来年1月2日の2回戦では鹿児島城西高(鹿児島)と対戦する。
DFタビナス・ジェファーソン主将(3年=川崎F内定)、GK茂木秀(3年=C大阪内定)のプロ内定2選手を擁する桐光学園を長崎総科大附の勢いが飲み込んだ。DF森田将生(3年)がFW西川公基(3年)、DF嶋中春児(2年)がFW倉持快(2年)という桐光学園2トップをマンツーマンでマーク。最終ラインでDF田中純平(2年)を余らせる変則的な5バックを採用し、桐光学園にリズムをつかませなかった。
「相手の個性ある選手に対して、いかに守備陣が仕事をできるか。そこが勝敗の分かれ目だと思っていた」。そう分析した小嶺忠敏監督は守備で一人ひとりの役割を徹底。「今日の場合はそうせざるを得なかった。普通にやったら止められない。自分の分担をハッキリさせて、下手は下手なりに一人ひとりが自分の仕事を忠実にこなすことが大事だった」と、“桐光対策”の狙いを語った。
球際での激しいプレッシングと攻守の切り替えの早さでも桐光学園を凌駕する長崎総科大附。前半7分には空中戦の競り合いからこぼれ球がタビナスの背後に抜けると、FW宇高魁人(3年)が素早くゴール前にスルーパスを通し、反応鋭く走り込んだFW右田翔(3年)が茂木との1対1から右足で冷静にゴール左隅に流し込んだ。
粘り強い守備と爆発的な攻撃がかみ合った。U-17日本代表FW安藤瑞季(2年)を頂点に、右田と宇高が両ワイドを務める3トップは迫力十分。それを操るトップ下のMF薬真寺孝弥主将(3年)を含めた破壊力のあるカウンターが桐光学園にプレッシャーを与え続け、守備では相手に決定機をつくらせなかった。
桐光学園は前半16分、左CKから西川がヘディングシュートを狙うが、ジャストミートせず、GK湊大昂(2年)が正面でキャッチ。同22分にはMF鳥海芳樹(3年)のスルーパスからPA内右に抜け出した西川がゴール前に折り返すも、わずかに味方には合わなかった。
1点リードで前半を折り返した長崎総科大附は後半11分、左サイド深い位置まで切れ込んだ薬真寺のマイナスの折り返しに右田が合わせるが、茂木の正面を突く。その直後には左クロスがファーサイドに流れたところにMF小川貴之(2年)が走り込み、右足で強烈なシュートを打ったが、茂木が体を張ってキャッチした。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
主力2人を欠くも団結し、プレミア勢を追い詰める戦い。桐光学園は「また一つ一つしっかり努力をして」選手権日本一に挑戦
ゲキサカ / 2024年8月1日 23時45分
-
10年ぶりにインハイで2勝の仙台育英。神村学園戦で体感した課題を改善し、「全国でも戦えるようなチームに」
ゲキサカ / 2024年8月1日 17時0分
-
前半0-2も「リスクを冒せ!」の檄を受けた後半に2点を奪い返し、PK戦で勝利。昌平が桐光学園との関東勢対決を制す
ゲキサカ / 2024年8月1日 8時56分
-
桐光学園が2戦連続のPK戦勝利で8強入り。作陽学園は3戦連続無失点も涙
ゲキサカ / 2024年7月30日 21時28分
-
ダブルエースの一角不在も「いい競争」。充実の帝京長岡が4-0で初の3回戦進出
ゲキサカ / 2024年7月29日 12時41分
ランキング
-
1セーリング混合470級の岡田奎樹、吉岡美帆組が銀メダル 日本勢20年ぶり表彰台!…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月8日 19時11分
-
2「銅」獲得の須崎優衣が何度も観客席に頭を下げる姿に「謝る必要なんてない!」「目頭熱くなった」
読売新聞 / 2024年8月8日 14時30分
-
3セーリング「銀」、祝福コメント続々「ルールわからんけど面白い」「目が離せなくなった」
読売新聞 / 2024年8月8日 21時33分
-
4熱戦を繰り広げたバレー男子日本代表が帰国 空港に詰めかけたファンからねぎらいの言葉
日テレNEWS NNN / 2024年8月8日 17時50分
-
5崩れ落ちた張本智和の「死んで楽になるなら…」発言に中国で擁護の声殺到「彼一人の問題じゃない」「物凄い重圧だったはず」
THE ANSWER / 2024年8月8日 19時3分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください