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夏6失点の強敵に狙い通りの完封劇!鹿児島城西が長崎総科大附との九州勢対決をPK戦で制す!

ゲキサカ / 2017年1月2日 17時50分

PK戦1人目、鹿児島城西高GK泉森涼太がPKストップ

[1.2 全国高校選手権2回戦 鹿児島城西高0-0(PK4-2)長崎総合科学大附高 等々力]

 第95回全国高校サッカー選手権2回戦が2日に行われ、等々力陸上競技場(神奈川)の第1試合、鹿児島城西高(鹿児島)対長崎総合科学大附高(長崎)戦は0-0で突入したPK戦の末、鹿児島城西が4-2で勝利。12年度以来となるベスト16進出を決めた鹿児島城西は3日の3回戦で東福岡高(福岡)と戦う。
 
 自分たちのスタイルではなかった。それでも勝つために徹底した守備重視の戦いで、鹿児島城西が九州対決を制した。序盤からボールを握り、押し込んでいたのは1回戦で桐光学園高(神奈川)との注目対決を制して勝ち上がってきたプリンスリーグ九州王者・長崎総科大附の方。前線のU-17日本代表FW安藤瑞季(2年)や注目10番MF薬真寺孝弥主将(3年)がボールを収め、ワンツーでサイドを崩すなど相手にプレッシャーをかけていく。

 鹿児島城西は7月のプリンスリーグ九州で長崎総科大附に0-6大敗。11月の対戦では守備的な戦いをしたことによって0-1と点差を縮めて終えていた。チームは「プリンスでも前期6点やられたり、後期もやられている。非常に力強い選手がいるし、技術も高い。パワーも、テクニックもあるんで普通に組んだら相当点数が入るんじゃないかと思います」(小久保悟監督)という強敵に対して割り切って守備的な戦いで挑むことを選択する。

 攻撃時のセットプレーでも185cmのU-17日本代表CB生駒仁(2年)を前線に上げることなく、まず失点をしないことに集中。小久保監督は「(セットプレーの)跳ね返りもカウンターになるケースがある。とにかく失点したくないゲームだったので、後ろは点取られないように準備していました」。その鹿児島城西は注目CB生駒と、負傷明けで初戦“温存していた”184cmのCB田實康人(3年)が自陣ゴール前での制空権を握り、MF永吉広大主将(3年)ら中盤も非常に守備意識高いプレー。またMF大脇瑞城(2年)が「フリーで前を向いたらいいボールを蹴ってくる。自分がやらせないように」と相手のキーマン・薬真寺に対してマンマークについて自由を与えなかった。

 守備に重きを置いた鹿児島城西だが、攻撃の一発も示す。7分には敵陣でセカンドボールを引っ掛けたFW眞田颯(3年)が一気に前進。ここはPA直前で飛び出した長崎総科大附GK湊大昂(2年)にクリアされたが、19分にもFW津留優晴(2年)がDF3人に囲まれながらも一人で持ち上がってCKを獲得し、直後の右CKでこぼれ球に反応した眞田が決定的な形で押し込もうとする。これは長崎総科大附MF山本大樹(3年)にゴールライン上でかき出されたが、わずかな攻撃機会でチャンスも作り出した。

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