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健闘・東邦も「笑っちゃう」ほどの質と精度、前回王者・東福岡が初戦突破!

ゲキサカ / 2017年1月2日 23時23分

東福岡高がFW藤井一輝の決勝点によって1-0で勝利

[1.2 全国高校選手権2回戦 東福岡高1-0東邦高 等々力]

 第95回全国高校サッカー選手権2回戦が2日に行われ、等々力陸上競技場(神奈川)の第2試合で昨年度優勝校の東福岡高(福岡)が登場。今大会初戦となった東邦高(愛知)戦をFW藤井一輝(3年)の決勝点によって1-0で制した。東福岡は3日の3回戦で鹿児島城西高(鹿児島)と戦う。
 
 ひたむきに身体を張って最後まで守り抜き、「1試合を通して全員で守備すれば防げるかなと思っていた。みんなキツイ時に足が出たりしたんで1失点で終わったと思うし、体張って守れたなと思います」と振り返った東邦CB小出晴貴主将(3年)だが、同時に独特の表現で王者の強さを説明していた。

「パス一つ、サイドチェンジ……本当に正確で、トラップも、ドリブルも上手かったし、クロスボールも速くて正確なボールがどんどん入ってきて、本当に“笑っちゃう”っていうか、前半の9番(藤井)の子にクロスボールが入って、シュートは外れたんですけど、『こんなボールが入ってくるんだ』という感じで(凄すぎて)少し笑えてきました」

 好プレーを連発した相手の主将を驚した質と精度。前半から東福岡が完全にボールを握って攻め続けた。G大阪内定MF高江麗央(3年)と磐田内定の日本高校選抜MF藤川虎太朗(3年)、日本高校選抜MF鍬先祐弥(3年)の中盤のトライアングルを中心にボールを動かし、ワイドからチャンスを作り出していく。25分には藤川の展開から高江が相手を“笑わせるほど”の高精度クロス。これを藤井が決定的な形で合わせた。

 だが、東邦は横井由弦監督が「規格外の選手。もう一段階上のステージでやれると期待している」と評する190cmのガーナ系CBアピアタウィア久(3年)と小出主将、GK三輪洸大(3年)中心に我慢強い守りで食い下がる。

 東邦は前半を0-0で終えると、後半8分には東福岡の左SB小田逸稀(3年、鹿島内定)の左クロスを逆サイドへ通されて高江に決定的な右足シュートを放たれた。だが、東邦は小出がゴールライン上でスーパークリア。10分にも小出が身を挺してクロスをブロックして見せる。

 それでも東福岡は12分、藤井と並ぶもう一人のエースストライカー・FW佐藤凌我(3年)を右サイドへ投入。「ストライカーを2枚残すことで、シュートチャンスをもうちょっと増やすところもありますし、彼(佐藤)のスピードを活かしたかった」と森重潤也監督が説明する交代策で、攻撃へ重心を傾けた東福岡が16分についにスコアを動かす。

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