[ニューバランスカップ]今冬、全国基準を学びながら成長遂げた札幌大谷が矢板中央に撃ち勝つ
ゲキサカ / 2017年1月7日 7時39分
[1.6 NB CUP in時之栖準決勝 矢板中央高 2-4 札幌大谷高 時之栖裾野G]
全国高校サッカー選手権出場を逃した強豪48校の新チームが17年シーズンへ向けて力を磨く「2017ニューバランスカップin時之栖」(通称:裏選手権)は6日午前、準決勝を行い、札幌大谷高(北海道)が4-2で矢板中央高(栃木)に勝った。
履正社高(大阪)に5-3、桐生一高(群馬)に3-2で撃ち勝つなど、予選リーグからの5試合で計23得点を叩き出している矢板中央と、日大藤沢高(神奈川)に1-0、武南高(埼玉)に2-1で勝利するなど予選リーグ2日目からの4試合をわずか2失点で準決勝へ進出した札幌大谷。ともに優勝候補の挙げられた選手権予選で敗れたものの、新チームも自力があることを示して勝ち上がってきた両校の戦いは激しい撃ち合いとなった。
前半、矢板中央は注目の1年生レフティー、FW飯島翼や昨年12月にU-16日本代表チリ遠征を経験してきたMF松井蓮之(2年)を中心に決定機を作り出す。だがGK越中屋光希(2年)のファインセーブなどでピンチを逃れた札幌大谷は非常に良かった中盤でのボール奪取から、テンポの良いパス交換でチャンスを作り返す。
そして18分、CKの流れから最後は右SB本間柊人(2年)のラストパスをMF石川敬(2年)が決めて先制。さらに28分にも良い形でのボール奪取からFW細川栞太(2年)がDFを剥がすと、MF赤坂渓也(1年)が繋いで最後はFW川俣雄太(2年)が左足シュートを突き刺した。
札幌大谷は雪の北海道を12月下旬に離れて、約半月の長期遠征最終日。その間、フェスティバルへの出場に加え、全国高校総体準優勝の流通経済大柏高(千葉)や同4強の昌平高(埼玉)と練習試合を行ってきたという。「ニューバランスカップで結果も内容もつながってきたことは実感していますね」と丸谷智明コーチが語るチームは、後半5分にも石川が自ら獲得したFKを右足でゴール右隅へ沈めて3-0と突き放す。
それでも高橋健二監督が「前半はチャンスがあったけれど取りきれなかったですね。失点は多いですけど、攻撃は面白いですよ」という矢板中央が3点ビハインドから猛反撃する。7分にDFのマークを外した松井のスルーパスから飯島が左足で決めると、18分には左SB江口隼人(2年)の左アーリークロスから再び飯島が左足でゴールを奪った。
これで1点差。MF板橋幸大(1年)や飯島の突破、サイドからの崩しでチャンスを作る矢板中央は29分にも飯島のスルーパスに反応した板橋が決定的な左足シュート。だが、再三好セーブを見せていたGK越中屋がビッグセーブで弾き出す。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
流経大柏が求めるカップ戦で勝つ経験。NBCin堺ユースフェス初戦で堅守の名古屋を振り切り、まず1勝
ゲキサカ / 2024年8月6日 20時25分
-
青森山田が活かした「1年前の教訓」。冷静に失点ゼロを徹底、PK戦で矢板中央を振り切る
ゲキサカ / 2024年7月31日 6時13分
-
NBC in 堺ユースフェスで強豪相手に手応え。大阪学院大高CB山本那由多はリーグ、選手権予選の2冠と兄超えにもチャレンジ
ゲキサカ / 2024年7月23日 10時46分
-
選手権8強、NBC in 堺ユースフェスの経験で基準を上げた名古屋が予選連覇、プリンス昇格に挑む
ゲキサカ / 2024年7月22日 2時48分
-
NBCin堺ユースフェスが開幕。3バック挑戦の東海大福岡が大阪桐蔭を2-0撃破!
ゲキサカ / 2024年7月21日 3時30分
ランキング
-
1女子卓球決勝で中国人ファン「不適切行為」が物議 観戦マナーの悪さに「本当に恥ずかしい」地元メディア嘆き
J-CASTニュース / 2024年8月7日 15時21分
-
2日本の「お家芸」はなぜ大惨敗だった?競泳&バドミントンは復権どころかさらなる凋落危機
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 11時47分
-
3須崎優衣 不戦勝扱いで3位決定戦に直行! 敗者復活戦前に“ドタバタ劇”負けたビネシュが当日計量で失格
スポニチアネックス / 2024年8月7日 17時58分
-
4開心那はもちろん「金」も「銅」も母親は日本人…銅のブラウン「こんなに日本人がいるなんてね」
読売新聞 / 2024年8月7日 8時38分
-
5クライミング金メダル候補の安楽宙斗がトップで決勝へ 試技前に予選通過決定 楢崎智亜まさか予選落ち
スポニチアネックス / 2024年8月7日 18時54分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください