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見つめる先にはA代表、そしてアーセナル…FW浅野拓磨「チームでの結果が全てにつながる」

ゲキサカ / 2017年1月25日 11時45分

「正直、焦りはありましたし、ゴールを取らないとヤバいなと思っていました。結果を残せなかった日は、『何であそこでああいうプレーをしてしまったんだろう』と考えて、寝られないくらい、本当に悔しいときもあります。でも、すぐにまた次の試合があるし、良い時期があれば、悪い時期があるのは当たり前なので、『慌てずにやろう』と自分の中でコントロールできたと思う。僕のプロとしての経験値は決して高くはないけど、その中でもたくさんの経験をしてきたからこそ、冷静になるところと熱くなるところのコントロールができているのかなと思います」

――10月30日のカールスルーエ戦での移籍後初ゴールで、肩の荷も下りたのでは?

「正直、ちょっとホッとしましたよ。過信しているわけではありませんが、シュツットガルトは僕のことをアーセナルから来た助っ人として見ていて、僕もアーセナルから来ているんだという意識があった。助っ人として来ているからには結果を残さないといけないと思っていたので、ようやくゴールが生まれて安心しましたね」

――アーセナルからのレンタルということで、加入当初のチームメイトの反応は?

「皆が、ちょっとリスペクトしてくれている感じでした。もちろん僕もアーセナルの選手だと自覚していましたが、自分自身、そんなにすごい選手ではないと自分が一番理解していたし、そこで勘違いしてはいけないと思っていました。ただ、僕がなかなか結果を残せなかったので、僕に対しての『すごい』みたいな感覚がなくなっていったような気がします(笑)。でも、逆にそうなった方が僕もやりやすかったですね」

――ゴール後には「ジャガーポーズ」を初披露しました。

「超気持ち良かったですね。日本の皆さんが応援してくれているのは分かっていたので、早くゴールを取って、日本に届けるという意味で早くジャガーをやりたかった。でも、ドイツの人たちは全然知らなくて、まだ『タイガー』と言っている人がいるので、もっと頑張らないいけないなと思います。でも、日本の皆さんにそういう姿を見せられるのは、自分にとっても一つの喜びなので、素直に気持ち良かったです」

代表に定着したなんて
これっぽっちも思っていない

――納得いかない中でも手応えを感じた部分もあったと思います。

「もちろん、経験してきたことのすべてが自分の成長につながると思っています。五輪の最終予選では厳しい状況、いろいろなプレッシャーがある中、韓国との決勝(○3-2、自身は2得点)で、ある程度結果を残せて、五輪の切符を得たことで自信がついたし、その自信を持って新しいシーズンに臨めました。その後はA代表でゴールが取れたり、海外移籍の話が来たり、一つひとつが自分の成長につながるだけでなく、一つひとつの出来事がつながってきていると実感しています」

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