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2冠王者・青森山田も「力負け」認める内容。1年後の全国タイトル獲得狙う尚志が東北新人戦制す!!

ゲキサカ / 2017年1月30日 22時9分

東北制覇を果たした尚志高イレブン

[1.30 東北高校新人選手決勝 青森山田高 0-1 尚志高 相馬光陽サッカー場A]

 第16回東北高校新人サッカー選手権決勝が30日に相馬光陽サッカー場(福島)で行われ、16年度のプレミアリーグと全国高校選手権優勝の青森山田高(青森1)と尚志高(福島1)が対戦。前半4分にMF長谷秀皐(2年)が決めた決勝点によって尚志が1-0で勝ち、2年連続2回目の優勝を飾った。

 青森山田の指揮を執った正木昌宣コーチが「試合だけでなく個の部分でもほとんど負けていた。我々は選手権が終わってすぐだったこともありますけれども、それは言い訳にはできない。単純に力負けしたかなと思います」と語り、2冠メンバーのCB小山内慎一郎主将(2年)も「尚志さんにはフィジカルだったり、技術だったり、勝っている部分はなかった」と首を振った。今月9日に選手権決勝を戦った青森山田の準備が雪の影響などもあって十分ではなかったことは否めない。それでも、尚志は現状のベストメンバーでタイトルを取りに来ていた青森山田に思うようなサッカーをさせずに快勝した。

「東北では負けられない」という青森山田の意地と、「全国王者を倒す」とモチベーションが非常に高かった尚志との戦い。両校は試合前のウォーミングアップから張り合うかのように声を出し合っていた。そして、より入り良く試合をスタートした尚志が4分に先制点を奪う。

 中盤で浮き球をコントロールしたMF松本雄真(2年)が右サイドのスペースを突いた長谷へパス。切り返しから中へ仕掛けた長谷が思い切り良く左足を振り抜くと、ボールは手前のDFに当たって跳ね上がり、前目にポジションを取っていたGKの頭上を越えてそのままファーサイドのゴールネットに吸い込まれた。

 尚志の指揮を執った西田潤コーチは「入りが良かったので。10分戦えれば流れは来ると思っていた。(球際の攻防では)僕も思っていた以上に戦えるんだなと」。その言葉通り、球際の攻防や、攻守の切り替えの速さの部分含めて、試合に上手く入った尚志が波に乗る。特に効果を発揮していたのが守備面だった。

「FWが相手のSBを切って、ボランチが中盤のパスコースを消してロングボールを蹴らせる」(松本)という策が的中。加えて、今年は走れる選手が多いという尚志はFW中井崇仁主将(2年)を筆頭としたプレッシングで相手を狭い局面へと追い込んで行く。そして、青森山田がロングボールを選択した際には174cmの強力ヘディンガー、CB功刀舜也(2年)が豪快なヘッド。そして、コンビを組んだCB石井龍平(2年)や松本らがセカンドボールを良く拾って攻撃に繋げていた。

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