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[新人戦]新生・青森山田は東北準V。正木コーチ「後悔して欲しくない」「本当に気づいたら次からの行動が変わると思う」

ゲキサカ / 2017年1月31日 15時54分

青森山田高は東北準優勝。CB小山内慎一郎主将は「危機感を持ってやっていきたい」

[1.30 東北高校新人選手決勝 青森山田高 0-1 尚志高 相馬光陽サッカー場A]

「本当に気づいたら次からの行動が変わると思う。悔しがっている、反省しているではなく、スイッチ入ったところが見たい」。学校業務などによって不在の黒田剛監督に代わり、今回の東北高校新人選手権で青森山田高の指揮を執った正木昌宣コーチは無念さを滲ませながら口にした。

 プレミアリーグチャンピオンシップと全国高校選手権の2冠王者として迎えた今大会。1、2年生の新チームは「2冠を達成したのは先輩たち」「自分たちはまだ何も成し遂げていない」ということを何度もミーティングで伝えられていた。だが、昨年10月の新人戦青森県大会5試合で全て8得点以上、計60得点を叩き出していたチームは「自分たちも」の思いが強すぎたか。正木コーチは当時から「(この代は)力がない。このままでは東北で勝てない」と指摘していたというが、そのことを自覚できなかった選手もいたかもしれない。スタートが遅れたことによる準備不足、雪の影響などあるかもしれないが、3か月前から「必死に」「本気で」変わることができなかったチームは東北タイトルを逃した。

 この日の決勝戦では前半4分に青森山田がプレミアリーグの戦いから学び、徹底してきたカウンターを受けない守りができずに失点。その後は対応していたものの、その1点が重くのしかかった。攻撃面ではボールをつなぐことはできていたが、相手の守りを切り崩すことができない。サイドを破ることもわずかでCKは試合を通してわずかに1。前後半にビッグチャンスはあったが、少ないチャンスを確実に決める強みを持ってきた青森山田がこの試合では決めきることができずに0-1で敗れた。

 前日の仙台育英高戦ではウォーミングアップから非常に雰囲気良く、試合では立ち上がりに相手を飲み込む形で2点を先取したが、この日は先発を外れた選手たちの気持ちが沈んでしまうなどムードを維持できず。2冠メンバーのひとりで新チームの主将を務めるCB小山内慎一郎(2年)は「昨日できて、今日できないとか波があるチームは勝てないと思うので、改善していきたい。気持ちの部分が欠けていたと思う。ムラがある部分な改善しないといけない」。昨年のチームの実力、意識の高さを知る主将は、個人個人が技術、フィジカル面で成長することの必要性、リードされてからのメンタル面の低さ、指示されたことを実行できない理解力の低さなど課題を次々と挙げていた。

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