元ウクライナ代表FWに悲劇…新天地サポーターからの“拒絶”で今季プレー不可能に
ゲキサカ / 2017年2月2日 21時53分
スペイン2部のラージョにレンタル移籍していた27歳の元ウクライナ代表FWロマン・ゾズリャが、サポーターからネオナチ扱いされたことを受け、すぐさま移籍元のベティスに返却されるという事態が起きてしまった。英『BBC』が報じている。
極左思想を持つことで知られるラージョのサポーターは、元ウクライナ代表FWの加入に拒否感を示していた。ゾズリャが初めて姿を見せた練習場に、「ここはナチスの場所ではない」という弾幕を出し、同選手にクラブから立ち去るようにと“拒絶”。結局、レンタル契約を解除することになり、それがゾズリャにとっては最初で最後のトレーニングとなった。
「レアル・ベティスの時に話したように、僕はいかなる民兵組織やネオナチ集団とも関係がない」。ゾズリャは古巣時代に右翼であると報じられ、それが“誤報”であると弁解。ベティスがその記事を取り下げるよう依頼し、新聞は誤りを認めて謝罪していた。同選手はレンタル契約終了が決まった後に、新天地のサポーターに改めて身の潔白を訴えた。
「残念ながら僕のスペインでのサッカーは、僕の国やキャリアについてほとんど何も知らないあるジャーナリストの勘違いとともに始まってしまった。僕はセビージャの空港に到着した時、ウクライナのバッジがついたシャツを着ていた。ジャーナリストはそれを見て、僕が民兵組織のシャツを着ていると書いた。僕の国のバッジと民兵組織のバッジは違う」
ベティスのミゲル・トッレシージャSD(スポーツディレクター)は「彼をここセビージャに戻すべきだと私たちは決めた」と話し、「彼は非常に気分を害しているよ。こんなことが起きるなんて考えていなかったからね」と傷心の同選手を慮った。
今夏、ウクライナ1部のドニプロ・ドニプロペトロウシクからベティスへ移籍してきたゾズリャ。1シーズンに2チーム以上の登録をすることはできないため、今季はもうプレーすることができないという。
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