[新人戦]選手権埼玉2連覇、全国8強の正智深谷、先輩たちが示してくれた勝ち方、経験吸収してさらに上へ
ゲキサカ / 2017年2月5日 22時11分
だが正智深谷は18分に孫が前線へ左足フィードを通すと、西澤が右足シュートをねじ込んで2-0。その後、チャンスを作りながら3点目を奪えなかった正智深谷に対し、越谷西もサイドやDF背後のスペースを活用して反撃する。だが、抜群の高さを発揮していた孫や幅広いカバーリングを見せていた中村中心に無失点で切り抜けた正智深谷が2-0で勝利した。
正智深谷は準備期間が短い中でもしっかりと新人戦4強入り。小島監督は「シードがかかっているので負けられないけれど思っていたより支配できていた。相手もいいチームでここまでできたので(今後が)楽しみ」と語り、この日出場した選手たち同様に「控え組がどう伸びてくるか」と期待した。
13年全国総体での4強に続き、今冬の選手権で8強。「全国のトップの背中がちょっと見えてきた」と小島監督は語るが、優勝争いをするチームとの差も感じている。「強いチームはチャンスで当たり前のように決めてくる」。新チームも堅守速攻の特長を発揮した一方、この日は決定力を欠いた部分もあっただけに、少ないチャンスをものにするような、勝負強いチームになること。そして全国レベルのエースの発掘、強化も必要と指揮官は考えている。
選手たちはこれからより意欲を持って個、チームを高めていく。選手権で登録外だった孫は「自分が入ってきた時は埼玉県取って全国(優勝)というのは遠いのかなと思っていたけれど、先輩たちが見せてくれたんで可能性はあると思っています。先輩たちがベスト8を経験させてくれたので、それをしっかり越えられるように、自分は悔しさぶつけられるようにチーム助けて、チーム全体で奢らずに去年を越えられるようにしていきたい」。高い目標を持ちつつ、梶谷も「過信せずに自分たちは弱いと考えてやっていく」と語ったように貪欲に上を目指して、先輩たちのように全国へ出て、さらに上まで勝ち上がるチームになる。
(取材・文 吉田太郎)
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