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日本高校選抜欧州遠征メンバー入りを懸けた選考試合、2発の鳥海や守備面で貢献した選手たちがアピール

ゲキサカ / 2017年2月6日 21時27分

2本目5分、日本高校選抜候補MF鳥海芳樹が個人技での突破から勝ち越しゴール

[2.6 練習試合 日本高校選抜候補 3-5 桐蔭横浜大]

 1月の全国高校サッカー選手権の大会優秀選手を中心に構成された日本高校選抜候補が5日から静岡県内で欧州遠征(4月)メンバーの選考合宿を行っている。6日には関東大学1部リーグの桐蔭横浜大と練習試合(30分3本)を実施。MF鳥海芳樹(桐光学園高3年)の2ゴールとFW町野修斗(履正社高2年)のゴールによって2本目まで3-1とリードしていたが、3本目に4点を失い、3-5で敗れた。合宿は7日まで行われ、日本高校選抜に選ばれた選手たちが「NEXT GENERATION MATCH」(18日)などを経て4月に欧州遠征を行う。

 欧州遠征の最終メンバー18名を懸けた選考合宿。本来は24名が参加予定だったが、GK山ノ井拓己(静岡学園高3年→福岡)がチーム事情で、CB和田大樹(尚志高3年)が家庭の事情で、MF鍬先祐弥(東福岡高3年)が肩の手術でそれぞれ合宿参加を辞退。またFW宮崎純真(山梨学院高1年)は体調不良で初日に離脱し、そしてCB橋本恭輔(青森山田高3年)は帯同こそしているもの、足の負傷で欠場して19名での選考試合となった。

 ただし、日本高校選抜候補に選出されながらもU-18日本代表のスペイン遠征に参加している選手やJリーグキャンプに参加している選手たちが今後加わる予定のため、生き残るためには今回の合宿でのアピールが必要。試合前に黒田剛監督(青森山田高)から球際の部分やディフェンス面を強調された選手たちはそれぞれが求められていること、そして自分の強みを出そうとしていた。

 4-5-1システムの先発はGK深谷圭佑(帝京長岡高3年)で4バックは右SB三国スティビアエブス(青森山田高3年)、CB松田陸(前橋育英高2年)、CB佐藤瑶大(駒澤大高3年)、左SB渡邊泰基(前橋育英高2年)。中盤は住永翔(青森山田高3年)と金子大毅(市立船橋高3年)のダブルボランチで右MF飯島陸(前橋育英高2年)、左MF鳥海芳樹(桐光学園高3年)、トップ下が町野修斗(履正社高2年)、1トップは鳴海彰人(青森山田高3年)が努めた。

 1、2本目に印象的だったのは守備面だ。黒田監督が「1、2本目は凄く継続的にガーッと走ってできていた」と振り返ったように、2本目の半ばまでは鳥海、飯島の両SHが運動量で貢献するなど、連動したプレッシングによって相手のサイドプレーヤーに押し込むことを許さない。住永がタイミングよく守備のスイッチを入れて金子らがボールを奪った高校選抜候補は、相手に簡単にはクロスを上げさせず、GK深谷のファインセーブもあって、1本目を無失点で終える。またスペースへ抜け出した金子の落としから渡邊が左足を振り抜き、鳴海とのパス交換から町野が左足シュートを放つなどチャンスもつくった。

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