[新人戦]日章学園が競り勝つも得失点差で及ばず敗退。惜敗の筑陽学園がブロック2位で決勝Tへ
ゲキサカ / 2017年2月11日 20時21分
[2.11 九州新人大会予選リーグ第2節 日章学園高 2-1 筑陽学園高 佐賀県総合運動場陸上競技場]
平成28年度 第38回九州高等学校(U-17)サッカー大会は11日午後、第2節を行い、日章学園高(宮崎1)対筑陽学園高(福岡2)戦は日章学園が2-1で競り勝った。降雪の影響によって当初11日に開催予定だった予選リーグ第3節は中止に。両チームは勝ち点3で並んだが、得失点差で上回った筑陽学園が12日の準々決勝進出を決めている。
得失点差が重くのしかかった。自力での決勝トーナメント進出を決めるためには4点差以上での勝利が必要だった日章学園。前半、風下でスタートした日章学園は立ち上がりにショートコンビネーションによる崩しから14年U-16日本代表のMF佐藤颯汰(2年)が決定的な右足シュートを放つなど筑陽学園ゴールへ迫る。吹雪の中の初戦となった前日の長崎南山高戦は0-1で敗戦。早稲田一男監督が「何にも無いですよ。褒められる要素が」と振り返った初戦から切り替えて臨んだチームは6分にゴールを破る。相手GKへ鋭いプレスをかけたFW木津蒼(2年)がボールを引っ掛けてシュートを放つと、最後はFW恩塚幸之介(2年)が押し込んで日章学園が先制した。
先制した後も主導権を握っていたのは日章学園の方だった。トップ下の位置からスペースへ抜け出し、ドリブルも効いていた佐藤颯にMF佐藤詩響主将(3年)らが絡んでチャンス。20分には相手DFにゴールライン上で防がれたものの、CKのこぼれに反応したCB高田椋汰(1年)が決定的なチャンスを迎えた。ただし、PAまではボールを運んでいたものの、ゴール前での精度と迫力を欠いて、決定機をつくりながらも2点目を奪うことができない。
また、縦への攻撃鋭い筑陽学園も押し返して見せる。初戦4得点の10番FW中岡想羅(2年)と、アイディア、テクニックを活かしてチャンスメークするトップ下のMF梶原和希(2年)、そして両ワイドのスピードも活かして反撃。10分には左ロングスローからMF龍野駿一(1年)が決定機を迎え、20分にはカウンターから梶原が右サイドを抜け出してそのラストパスに飛び込んだMF遠藤直人(2年)のシュートがクロスバーを叩く。そして29分、こぼれ球を拾ったMF古賀勇貴(1年)の左足シュートのこぼれに梶原が飛び込み、最後はこぼれ球を龍野が右足で決めて同点に追いついた。
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