[新人戦]強くて、応援されるチームだった昨年のように。熊本国府は2戦連続無失点で決勝T進出した一方、悔し涙も
ゲキサカ / 2017年2月12日 5時52分
[2.11 九州新人大会予選リーグ第2節 熊本国府高 0-0 佐賀学園高 佐賀県総合運動場陸上競技場]
平成28年度 第38回九州高等学校(U-17)サッカー大会は11日午後、第2節を行い、熊本国府高(熊本1)と佐賀学園高(佐賀2)との一戦は0-0で引き分けた。降雪の影響でこの日行われる予定だった予選リーグ第3節は中止。第2節までの結果によって予選リーグの順位が決定し、2分の熊本国府がブロック2位で決勝トーナメントへ駒を進め、1分1敗の佐賀学園は3位で予選リーグ敗退となった。
決して簡単な試合ではなかった。チャンスをつくった一方で、異質な感覚を持っていたレフティー10番MF中島廉史(2年)を中心に攻める佐賀学園のテクニカルな攻撃にシュート、クロスまで持ち込まれるシーンがあった。それでも熊本国府は佐藤光治監督が「意外と頑張っている。去年の方がもっと良かったと思いますけれど、そう言われないように頑張っている」という守りが崩れず。勝ち切れなかったものの、2試合連続の0-0ドローで予選リーグを突破した。
左サイドで素材感あるボールキープを見せていた10番MF井手口凌我(2年)やエースFW字室航平(2年)を起点に両ワイドからの崩しや相手の背後を突く熊本国府に対し、佐賀学園はドリブル、ダイレクトでのラストパスを狙う中島にMF東虎太朗主将(2年)やMF吉田正輝(2年)が絡んだ攻撃で攻め返す。
熊本国府は後半10分、MF野口将来(2年)の展開からMF大津幸太朗(2年)とSB洲崎大地(2年)のコンビで右サイドを破ってファーサイドの井手口へクロスが通すが、佐賀学園がファウルすれすれの厳しいチェックでボールを奪う。その後も熊本国府はFW永井淳也(1年)や井手口が左サイドからのドリブルで切り崩しにかかり、字室が再三オフサイドにかかりながらも一発を狙い続けていた。
得点を奪えない熊本国府に対し、決勝トーナメントへ進むためには勝つしか無い佐賀学園も終盤にFKを増やしてゴールをこじ開けようとする。だが、高さあるCB鶴与志郎(2年)やCB重村孝太(2年)がその攻撃を跳ね返し、GK杉本丈紘主将(2年)が相手と接触しながらもハイボールを阻止するなど、身体を張った守りも見せた熊本国府は1点を与えず。準々決勝進出を決めた。
「相手の選手に特長のある選手が結構揃っていたので、その特長を消しながら、自分たちの得意な守備をやろうと考えていました」と杉本。失点しなければ負けないという共通意識を持つチームは、相手の必死の攻撃にも飲み込まれなかった。
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