1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[MOM428]九州選抜FW儀保幸英(2年)_Jクラブ練習参加のFW、九州選抜ただ一人の沖縄組

ゲキサカ / 2017年2月19日 6時57分

九州2部得点王のFW儀保、大会2日目では幾度も決定機に絡んだ

[2.18 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会 九州1-1(PK4-3)北海道・東北選抜 刈谷]

 自分で選んだ道に胸を張り、ひたすらにゴールを目指す。九州選抜で唯一の“沖縄組”であるFW儀保幸英(沖縄国際大2年=流通経済大柏高)は「個人としてFWは結果を残さないとアピールにならない」と言う。流通経済大柏高から沖縄国際大へ進んだFWはブレることなく、プロ入りを見据えて歩みを続ける。

 高校3年生時に流通経済大柏から東京学芸大への進学を希望。勉強に励んでいたが故障の影響などで、必須の実技試験を受けることができず。望みは叶わなかった。進学先を考える中、エスカレーターでの流通経済大への進学も選択肢にはあったが、「みんなと違う環境にいって、自分なりに成長した姿を見せたい」と地元・沖縄へ戻ることを決意した。

 そして沖縄国際大へ進学。「関東リーグもありますけど、自分は九州リーグで1年生から試合に出て、デンソーカップチャレンジとかの地域選抜にも選ばれて、たくさんの人が見る前でアピールしたい」。そう誓ったとおりに1年生時からチームでは主力に定着。チームは九州1部から降格してしまったが、1部の得点ランク4位タイとなる19戦16点を挙げていた儀保は九州選抜にも抜擢された。

 しかし関東1部校などと沖縄国際大の練習の質には差があった。「正直、沖縄の自分の大学は関東に比べたらレベルは低い。練習の時は“質が低いな”とか、“関東にいけばよかったかも”と思ってしまうときもあります」と言う通りだ。それでも「そういう考えは、自分で決めた道に対して甘い。そういう環境で何ができるかは自分次第」と前を向いて取り組んだ。

 そして大学2年目。沖縄国際大は1年での1部復帰を果たし、2部で得点王となる9戦14得点を挙げていた儀保は、2年連続でデンチャレを戦う九州選抜に選出された。大会初戦はSHで起用され、なかなかバイタルエリアで好機に絡めずにいたが、2戦目の北海道・東北戦では青木竜監督(鹿屋体育大)から「きょうは前で起用する」と言われていたとおりに待望のFWで途中出場した。

 1-1の後半20分からピッチへ入り、幾度も決定機に絡む。同27分にはDF綿引康(鹿屋体育大1年=前橋育英高)の右クロスからファーサイドでフリーで合わせるも枠外。終了間際のアディショナルタイム2分には左サイドからの折り返しをフリーで受ける絶好の決定機。しかしトラップで流れたボールをMF佐々木亜門(福岡大3年=福岡U-18)と“お見合い”する形となり、シュートで終われなかった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください