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[MOM429]関東選抜A・FW鈴木国友(3年)_大舞台に強いストライカーが逆転優勝決める劇的ヘッド!!

ゲキサカ / 2017年2月19日 23時3分

値千金の決勝点を決めた鈴木国友

[2.19 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会・決勝 全日本1-2関東A 刈谷]

 すべての準備は整っていた。関東選抜Aは決勝で全日本大学選抜と対戦。先制されるも追いつき、1-1で試合は進む。そして後半アディショナルタイム3分、ラストワンプレーで左CKを獲得。ここからのボール、途中出場の関東AのFW鈴木国友(桐蔭横浜大3年=相洋高)が頭で叩き込んだ。今大会無得点が続いていたが「決勝でやります!」と宣言し、チャンスに備えていたFWが渾身の一撃。鈴木のゴールが決勝点となり、関東Aが10年ぶりの優勝を飾った。

 今季の関東大学リーグではチーム最多7発を決める活躍。残留のかかる大一番・早稲田大戦でも得点を決めるなど、桐蔭横浜大を支えた。また湘南ベルマーレへの練習参加を重ねるなど高いレベルでのトレーニングで経験を重ねたことで、今回のデンチャレは「リーグ戦で結果を残して、プロの練習にも参加して自信を持って臨んだ大会」だった。

 しかし蓋を開けてみれば、自身のゴールに恵まれない。初戦の中国・四国選抜戦でチームは5-1で勝利したものの、先発した鈴木は不発。5得点中3得点の起点となったが、自らのシュートではネットを揺らせなかった。続く2回戦の関西選抜戦はベンチスタート。3-1で勝利したが、自身は後半アディショナルタイム2分に投入されるに終わった。

 ゴールから遠ざかるなか、関東AのチームメイトであるFW土居柊太(明治大3年=浜松開誠館高)、MF渡邉新太(流通経済大3年=新潟ユース)、FWディサロ燦シルヴァーノ(法政大2年=三菱養和SCユース)はそれぞれ1戦2発と結果を残していた。これを横目に見ては「めっちゃもどかしかったです」と言う。

「初戦のチームが関東Aのベストメンバーだと自分では思っていた。そこで点が取れなかったのが今大会の一番の反省。そのなかで新太や土居が2点をとって、2試合目ではレレ(ディサロ)が2点を取って……チームが勝ったことは嬉しかったんですけど、正直自分の中にもどかしさはずっとあったので、最終戦にかける思いは強くなっていました」

 そして迎えた大会最終日の決勝・全日本大学選抜戦。はやる想いとは裏腹に鈴木はベンチスタート。「正直辛い気持ちはありました」と言うが「三浦さんが選んだ人こそがベストメンバー」と自らに言い聞かせ、仲間を盛り立てた。チームは前半17分に失点したが同28分に追いつき、一進一退の攻防が続いた。

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