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与えられた“自由”をどう活かすか、悩む全日本大学選抜…「もっとチームにならないと」

ゲキサカ / 2017年2月25日 23時22分

 与えられた“自由”はあくまでチームのために、勝利のために、今すべきことを最優先にやるという大前提があってのこと。ユニバ本番まで半年もない状況。全日本の前線には磐田内定のFW中野誠也(筑波大3年=磐田U-18)やFWジャーメイン良(流通経済大3年=流通経済大柏高)、FW山口一真(阪南大3年=山梨学院大附高)、FW矢島輝一(中央大3年=FC東京U-18)や、FW旗手怜央(順天堂大1年=静岡学園高)など、豊富なタレントが揃っている。「自分の良さを出す」ということばかりに囚われずにプレーすることで見えてくるものもあるはずだ。

 今月26日から3月9日にかけて、全日本大学選抜はドイツ遠征を行う。デンチャレのメンバーからは若干の入れ替えがあり、新たにMF守田英正(流通経済大3年=金光大阪高)、DF鳥海晃司(明治大3年=千葉U-18)、DF菊池流帆(大阪体育大2年=青森山田高)が加わった。デンチャレでは守備が不安定だったこともあり、いずれもCBを務めることができる3人には大きな期待がかかる。

 これまではDF今津佑太(流通経済大3年=流通経済大柏高)と鈴木のCBコンビが主軸だったが、今回のデンチャレでは負傷で今津が不在。初招集のDF宮大樹(びわこ成蹊スポーツ大3年=清明学院高)が鈴木とCBを組み、必死に駆けずり回っていたが経験不足は否めなかった。ドイツ遠征や日韓定期戦を通じては、CBの組み合わせを模索することになりそうだ。

 宮崎監督は「(守備面での)高さや強さという部分は菊池や永石(GK永石拓海)をチームにフィットさせていきたい。韓国との試合などを経験していくなかで(失点数の問題は)解決できると、解決したいなと思います」と先を見据える。

 また、故障の今津を除き、ただ一人悔しすぎる“落選”となってしまったDF高尾瑠(関西学院大2年=名古屋U18)。立ち上げ時から主軸としてプレーしてきたが、昨夏の全日本大学選抜・台湾遠征に天皇杯の影響で参加できず。そこで初招集されたDF岩武克弥(明治大2年=大分U-18)にそのままポジションを奪われた。また新たに加わった守田が右SBをできることも、選外となったひとつの理由とみられる。

 新たに3選手を加えた全日本大学選抜。チームとしての成熟度を増すためにも、今回のドイツ遠征は絶好の機会。現地ではオスナブリュック(3部)、デュッセルドルフ(2部)、VVV(オランダ2部)と練習試合を行う。短期間でどこまで仕上げることができるか。

(取材・文 片岡涼)

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