イブラが貫録の2発! マンUが5度目のリーグ杯優勝!! フル出場の吉田は初タイトルならず

2得点で優勝に導いたズラタン・イブラヒモビッチ

[2.26 EFL杯 マンチェスター・U 3-2 サウサンプトン]

　EFL杯(リーグ杯)は26日、ウェンブリースタジアムで決勝戦を行い、マンチェスター・ユナイテッドとDF吉田麻也が所属するサウサンプトンが対戦し、3-2でユナイテッドが勝利。7シーズンぶり5度目のリーグ杯制覇となった。先発出場した吉田は、フル出場で奮闘も、クラブでの初タイトルとはならなかった。

　2009-10シーズン以来、5度目の優勝を狙うユナイテッドは、4-2-3-1のシステムでGKダビド・デヘアがゴールを守り、最終ラインは右からMFアントニオ・バレンシア、DFエリック・バイリー、DFクリス・スモーリング、DFマルコス・ロホが並び、中盤の底でMFアンデル・エレーラとMFポール・ポグバがコンビを組んだ。2列目は右にMFジェシー・リンガード、左にMFアントニー・マルシャルが入り、トップ下はMFフアン・マタ。1トップにはFWズラタン・イブラヒモビッチが入った。

　1975-76シーズン以来のメジャー大会のタイトルを目指すサウサンプトンは、4-3-3を採用し、守護神はGKフレイザー・フォスター、最終ラインは右からDFセドリック・ソアレス、DFジャック・スティーブンス、吉田、DFライアン・バートランドと並んだ。中盤は右からMFジェームス・ウォード・プラウズ、MFオリオル・ロメウ、MFスティーブン・デイビスが入り、前線は右からFWネイサン・レドモンド、FWマノーロ・ガッビアディーニ、MFドゥサン・タディッチが起用された。

　前半4分にイブラヒモビッチのリターンを受けたポグバが強烈なミドルシュートで観衆をわかせたユナイテッドだが、最初に決定機が訪れたのはサウサンプトンだった。同11分、右サイド深くまで攻め上がったセドリックが相手をかわして中央にカットインし、ラストパス。これをガッビアディーニが右足で合わせ、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールは“幻”に終わった。

　判定に助けられたものの、主導権を握られていたユナイテッド。それでも、あの男の一撃が試合を大きく動かした。前半19分、エレーラがファウルを受けてゴール正面やや左の位置でFKを獲得する。キッカーはイブラヒモビッチ。助走から右足を振り抜くと、横回転のかかったシュートが壁の低いところを抜けてゴール左に突き刺さり、ユナイテッドが先制。イブラヒモビッチは今季公式戦25ゴール目とした。