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代表落選の小林祐希が出色プレーも…首位フェイエの“洗礼”受ける

ゲキサカ / 2017年3月19日 22時43分

元オランダ代表MFディルク・カイトとマッチアップするMF小林祐希

[3.19 エールディビジ第27節 ヘーレンフェーン1-2フェイエノールト]

 エールディビジは19日、第27節3日目を行い、MF小林祐希の所属する8位ヘーレンフェーンはホームで首位フェイエノールトと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。移籍後リーグ戦23試合連続のスタメン出場を果たした小林は、後半19分までプレーしている。

 16日に発表されたW杯アジア最終予選に臨む日本代表メンバーからは落選した小林だが、欧州の所属クラブではチームの中心として重用され続けている。この試合でもアンカーに入って的確にボールを散らし、首位のフェイエノールトを相手に互角以上に渡り合った。

 前半14分、右サイドに開いてフリーでパスを受けた小林は、中央を確認して左足で大きく曲がるクロスを供給。PA内中央で待つFWルシアーノ・スラフフェールにピンポイントで届いたが、スラフフェールのヘディングはクロスバーを越えた。

 そのほかにも攻撃のスイッチとなるパスを出すなど、強豪と対峙することでより際立った小林の存在感。自然とボールが集まり、日本人レフティーを起点とした攻撃はことごとくチャンスにつながった。前半17分にはPA内右で仕掛けたFWレザ・グーチャンネジャドがファウルをもらい、PKを獲得。同18分、チーム得点王のグーチャンネジャドが左足のインステップキックで豪快にゴール右へ蹴り込み、首位チームから先制点を奪った。

 フェイエノールトは前半28分、ヘーレンフェーンの攻撃のキーマンをつぶしにかかる。自陣左サイドで小林がボールを持つと、厳しく寄せたMFカリム・エル・アハマディの左膝が小林の右もも裏に思い切り入り、一時プレーが中断。チームスタッフも駆け寄る中、小林は回復を待ってから自力で立ち上がり、足を引きずりながらもプレーを再開させた。

 序盤から続いた攻勢に水を差される格好となったヘーレンフェーン。相手に攻め込まれるシーンが増えるようになり、前半33分にはクロスからPA内中央のMFディルク・カイトにヘディングを許すが、枠を外れて失点は免れた。

 前半のシュート数で11対3とフェイエノールトを圧倒してたヘーレンフェーンだったが、ハーフタイム直前から相手に傾き始めた流れは、後半に入るとさらに顕著になっていく。

 攻撃時にゴール前まで一気に5、6人が殺到し、ヘーレンフェーンに圧力をかけるフェイエノールト。GKエルウィン・ミュルダーのビッグセーブなどで何とか耐えていた守備陣もついに決壊してしまう。

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