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「ゴールはイメージ!」「練習で自信をつけろ!」 3年連続得点王の大久保嘉人が、鵬翔FW宇津元と京都橘FW梅津にフィニッシャーとしての極意を伝授

ゲキサカ / 2017年3月23日 12時30分

 また、2人は第1回から鈴木友規アスレティックトレーナーと共にフィジカルの改善にも取り組んできた。動きの切り替え時に肩に力が入ったり、必要以上に踏ん張ってしまう点を指摘された宇津元は、鈴木トレーナーから与えられた課題をこなすことで、自分自身では自覚はないものの「変わってきているぞ」とチームメイトに言われたという。また、方向転換などで地面に足がついた際に姿勢が崩れるところの改善を求められた梅津も、「実感はないですけど、ターンがスムーズになっているとか、切り返すときに力が抜けているとか、それが早くなったと言われました」と変化があった様子。今後も「もっと良くなるように続けていきたい」(宇津元)、「フィジカル的なこともそうですが、相手を外すこととか、考えながらプレーすることとか、止める・蹴るというところをこれからもずっと大事にしていきたいと思います」(梅津)と、継続していくことを誓った。

 これから2人はチームに戻って、4月から始まるプリンスリーグに向けて調整を進める。昨年(8得点)の約2倍にあたる15点以上を目指すという宇津元は、「自信につながったので、もっと成長できると思います。自分が要求したことを仲間に伝えることで、意思疎通やコミュニケーションが深まってくると思います。自分がどこに出してほしいかを練習から要求し続けてやっていけば、プリンスリーグで自分が思うようなプレーができると思うので、そこを重視してやっていきたいです」。フィニッシャーとしてチームを勝利に導き、チームメイトと共に更なる高みを目指していくつもりだ。

 また、梅津は『LETHAL FINISHER MASTERCLASS』に参加したことでこれまで持っていたサッカー感が変わったという。そして、チームメイトも第3回で柿谷と『NIKE ACADEMY』のトレーニングを体験したことで、「シュートの意識、前へ行く意識が高くなったと思います。その後何試合かありましたが、結構全部良くて。チーム状況は良くなっていると思います」と、チームとしても得点への意識が高くなってきた。今後は、個人として「見るのを増やすこと、考えること。その考えたイメージしたことをできる技術、トラップ、キック」を高めていき、チームとしては「(プレミアリーグに)昇格したいですね」と堂々と宣言した。

 2人の表情は第1回目とは明らかに違う。Jリーグや国際舞台でゴールを量産してきた選手たちや、Jリーグを代表する指揮官とのトレーニングによって課題が浮き彫りとなったが、自分自身の才能・可能性に気付くことができた。今回の『LETHAL FINISHER MASTERCLASS』で成長へのヒントを得たが、あとはこれをどう続けていくかが重要だ。2人が目指すプロのステージにたどり着くことは簡単なことではない。この先も何度も壁にぶち当たり、思い悩むことはあるだろう。それでも、このトレーニングで体感したことを生かして、日々の練習で自分のスタイルを磨き続け、それを“自信”に変えてチームを勝たせる――。彼らがフィニッシャーとしてどれだけ得点を取り、いかにチームの中心として活躍するか期待したい。

(取材・文 清水祐一)

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