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【動画】流通経済大のメソッドとは?クロスからのゴールを奪う為のシュート精度向上、テニスボールを使ったインパクトトレーニング

ゲキサカ / 2017年3月24日 18時26分

『インパクトトレーニング』
テニスボールを使った「インパクトトレーニング」とは?#アディダス #流経大式トレーニング #流通経済大学 #METHOD #ゲキサカ #動画 pic.twitter.com/BmVoELrO3j— ゲキサカ (@gekisaka) 2017年3月24日

 大学サッカー界に常に一石を投じる存在。それこそが流通経済大だ。中野雄二監督の就任から今年が20年目。歴史ある名門大学と肩を並べ、ピッチ内外問わず挑戦を続ける。「生きていくというのはどういうことか、スポーツを、サッカーを通じて学んでほしい」と語る指揮官の下、流通経済大の“メソッド”は創られている。

 2017年の部員数は210名。大所帯だが細やかな指導ができるのが流通経済大のひとつの強み。中野監督に加え、10名のコーチ陣やコンディショニングアドバイザー、フィジオセラピストらが選手たちを見守る。大学の指導者といえば、OBが務めることが慣例となりつつあるなかで流通経済大は異色。中野監督が法政大、その他のコーチ陣も筑波大、国士舘大、専修大、仙台大と出身校はさまざま。今季からは系列高である流通経済大柏高の“永遠のライバル”ともいえる市立船橋高出身の遠藤大志GKコーチも就任した。

 キャリアが違えばサッカーに対する考え方にも違いは出る。それでも大所帯のコーチングスタッフが一つの組織としてまとまっているのは、中野監督の強いカリスマ性があってこそ。大平正軌コーチは「これだけサッカー観の違う人間が集まるとそれぞれが不満分子になってしまいがちだけど、うちはそうならない。あのくらい監督の個性がないとまとまらない」と言う。ライバル校のスタッフを迎え入れるなど、一見、タブー視されかねないやり方だとしても、中野監督は気にしない。肩書きやキャリアよりも、“人”を見ての人材登用。それこそが流通経済大のやり方だ。

 日々の練習では、それぞれのコーチが目を光らせては声をかける。選手の人数が多いからといって、一人あたりの練習濃度が薄くなることはない。練習後の時間を使っての個人練習も行われており、現在は全日本大学選抜FWジャーメイン良(3年=流通経済大柏高)が大平コーチとともに、テニスボールを使ったトレーニングに励んでいる。

 裏への抜け出しや、しなやかなドリブルで持ち込んでのシュートに特長のあるジャーメインだが、クロスに対してのシュート精度には課題があった。大平コーチは「当てればいいだけなのに面が作れていない」と判断。基礎に戻って面作りをするべきだということで浮かんだアイデアがテニスボールを使ったトレーニングだった。そして練習後の時間や昼休みを充て、特訓は始まった。

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