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試合を決定づける選手へ…NIKEがフィニッシャー限定プログラムを実施! ゲストコーチの鳥栖MF鎌田大地が参加者にエールを送る

ゲキサカ / 2017年3月24日 19時0分

「シュートはやっぱり最終的に感覚ですね。シュートエリアに近いタイミングで一回キーパーの位置をしっかり見て、あとは難しいかもしれないですけど、本当に僕も点を決められるときは何も考えていないですし、自分のやってきた練習の積み重ねだと思いますが、経験というか、ここに蹴れば入るという感覚ですかね。本当にシュート練習をしていくしかないと思います。練習の積み重ねが大事です」

 練習の大切さを伝えた鎌田は、最後の挨拶で「今日は色々、練習しましたが、人それぞれスタイルがあると思うので、自分に一番あったやり方、しっかり自分の形を探してサッカーをやってほしいと思います。自分の形を作って、それを磨いて、いつか同じ舞台でやれたらいいなと思います」とエールを送った。さらに「高校生のときに重点的にやっていたことは?」との質問を受け、「サッカーは全身を使ってやるスポーツです。僕の高校(東山高)でも対人の練習が多かったので、どうやったら相手をかわせるか、手や足の使い方をYouTubeでプレー集を見ながら、こういう時にはこうやっているんだというのを見て、練習で実践して、自分にあったのを取り入れていました」と当時を回想した。

 トレーニングを終えた選手たちは、疲れた中にも何かを掴んだ表情をみせていた。2015年の滋賀県国体選抜メンバーであるFW奥山大輔(比叡山高)は、「相手の動きを見る習慣をつけないとダメだと思いました。1対1のときも抜き切って打つイメージでしたが、(マークを)剥がして打つ、抜き切らなくてもシュートを打てるということを教えてもらったので勉強になりました」と笑顔をみせた。

 今年度の全国高校サッカー選手権大会で準優勝を果たした前橋育英高の登録メンバーに入っていたMF八代廉也は、「試合を決定づけられる選手になりたい」と思って参加。「チームとは違って、受けるこだわりなどをプロの鎌田選手から聞けたのでいい刺激になりました」と振り返った。また、同年度の選手権に出場したFW星野黒拓実(富山一高)は、「シュートを外していたのでもっと練習しないといけないと思いました」と課題が浮き彫りとなったが、「自分の考えていないプレーを鎌田選手がたくさんやっていました。それを盗んでやろうと思います」とニヤリ。今後の成長につながるヒントを得たようだ。

「少しでも爪痕を残す気持ちで取り組んだ」と語るMF池田昌生は、鎌田の母校である東山高の選手だ。「憧れている選手の一人ですし、動画を見たりしています。ゲストコーチと聞いたときにはビックリしました」と先輩の登場に驚いたという。トレーニングでは、「前を向いたときに相手を剥がすまでは行けるけど、最後にシュートを決めきる部分が難しかった」が、この経験を生かしてフィニッシャーとして成長を遂げるつもりでいる。「自分がチームの中心となって、特に攻撃で引っ張っていける選手、自分がチームを勝たせるような選手になっていきたい」と思いを新たにした。

 参加した選手たちはそれぞれ新しい刺激を受けて帰路に就いた。わずか1日だったかもしれないが、自分でうまくなりたいと思って一歩踏み出したことは、成長への大きな一歩となったはずだ。ここで体験した世界基準の感覚を忘れず、練習から磨き続け、フィニッシャーとしてチームを勝たせる、試合を決定づける選手へと成長することを、鎌田や指導にあたったコーチたちが願っている。

(取材・文 清水祐一)

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