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本当に厳しさある集団、勝つことにこだわる集団になるのはこれから。日本高校選抜候補は専大に敗戦

ゲキサカ / 2017年3月26日 22時38分

1本目19分、日本高校選抜MF金子大毅が右足ミドルを打ち込む

[3.26 練習試合 日本高校選抜候補 0-1 専修大]

 26日、4月8日からの欧州遠征で第55回デュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)に出場する日本高校選抜候補が静岡県内で専修大と練習試合(30分×3本)を行い、0-1で敗れた。日本高校選抜候補は27日まで静岡県内で選考・強化合宿を実施。4月7日、8日の直前合宿を経て欧州遠征に出発する。

 試合前、黒田剛監督(青森山田高)からは5つのコンセプトが伝えられていた。「攻守において対人プレーで負けない」「前線からのハイプレスを質を落とさずにやる」「中盤でボールを奪った後をチーム全体で意識し、実践する」「ゴール前の守備」「結果(勝利)にこだわる」という5点。だが、指揮官や選手達が感じたその達成率は50、60パーセントほどで、試合も敗れてしまった。

 1本目、4-5-1システムを組んだ日本高校選抜候補のGKは山ノ井拓己(静岡学園高/3年、福岡)、4バックは右SB三國スティビアエブス(青森山田高/3年)、CB佐藤瑶大(駒澤大高/3年)、CB阿部海大(東福岡高/2年)、左SB杉山弾斗(市立船橋高/2年)。中盤は主将のMF住永翔(青森山田高/3年)とMF金子大毅(市立船橋高/3年)のダブルボランチで右MFが飯島陸(前橋育英高/2年)、左MFが鳥海芳樹(桐光学園高/3年)、トップ下が町野修斗(履正社高/2年)、1トップは安藤瑞季(長崎総合科学大附高/2年)が努めた。

 雨もあってか、立ち上がりから集中力を欠いたようなプレーが散発していた高校選抜。住永が「自分のプレー、自分のプレーになりすぎて、合わせようという気がなかった訳じゃなかったと思うんですけど、個のミスが多かったです」と振り返ったように、難しいプレーを選択してボールを失ったり、警戒されているところへパス出してカットされたり、トラップミスなどのパーソナルミスも目立った。

 専修大はA2メンバーだったものの、守備の統率が取れていて隙がない。また、高校選抜は相手の正確な攻撃の前にDFラインが押し下げられてしまい、奪ってもなかなかいい形での攻撃に持ち込むことができない。町野や安藤がスペースを突く動きを見せるものの、シュートを打てないまま時間が過ぎていった。

 19分には金子のシュートブロックでピンチを逃れ、直後にはCK後の混戦から押し込まれそうになったが、ここもGK山ノ井が何とか切り抜けて得点を許さない。逆に20分には日本高校選抜にチャンス。速攻から住永のパスを受けた金子の右足ミドルがゴールを捉えたが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。三國の右クロスに飯島が飛び込み、金子が高い位置でボールを奪ってからショートカウンターを繰り出すなどあわやのシーンも作ったものの、0-0で1本目を終えた。

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