水戸と山口は今季初の連勝ならず…19歳FW前田大然が先制点も、小野瀬のPKでドロー決着
ゲキサカ / 2017年4月1日 16時43分
[4.1 J2第6節 水戸1-1山口 Ksスタ]
J2リーグは1日、第6節を行った。ケーズデンキスタジアム水戸では水戸ホーリーホックとレノファ山口FCと対戦し、1-1で引き分けに終わった。
前節、連敗をストップさせたチーム同士の対戦は、水戸が立ち上がりから主導権を握った。前半25分、右サイドからDF田向泰輝のアーリークロスがファーサイドまで流れ、MF湯澤洋介が左足で合わせるもわずかに左に外れる。同アディショナルタイム1分には、FKの流れからPA中央でボールを受けた湯澤が右に流れてクロスを上げる。これをフリーのMF白井永地が左足ボレーも枠上に外れ、絶好のチャンスを逃した。
対する山口はなかなか攻撃の形を作れず苦しんだ。前半19分、ハーフェーライン付近でボールを奪ったFW岸田和人が、前節のMF小塚和季の決勝弾のようにGKの位置を確認してロングシュートを放つ。前半42分には、FW米澤令衣のパスを小塚がダイレクトで叩き、PA右で受けたFW和田昌士が中央にトラップして左足を振り抜く。山口にとって前半唯一のチャンスだったが枠を捉えられず、スコアレスで折り返した。
試合が動いたのは後半20分だった。右サイドでFW林陵平が頭で前方に送ると、相手DFをスピードで振り切ったFW前田大然が深い位置から中央に切れ込んで右足を振り抜く。これがゴールネットに突き刺さり、水戸が先制。松本山雅FCから期限付き移籍の19歳FWが、今季初先発で水戸での2点目を記録し、西ヶ谷隆之監督の起用に応えた。
ここまで水戸に2勝とJ2で負けたことがない山口は、後半33分にMF加藤大樹の縦パスからMF小野瀬康介がPA内でDF細川淳矢に倒されて、PKを獲得。これを小野瀬自らがゴール左隅に流し込み、試合を振り出しに戻した。
追いつかれた水戸は後半40分、大卒ルーキーのMF外山凌と、3月25日に加入が発表されたMF清水貴文をピッチに送り込む。同41分、ゴール正面の絶好の位置でFKを獲得し、MF佐藤和弘が直接狙うもGK山田元気がファインセーブ。同42分にも決定機が訪れたが、外山のグラウンダーのクロスを前田がニアで合わせるもわずかに枠を外れた。試合はそのまま1-1で終了。互いに今季初の2連勝とはならなかった。
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